ご存知のとおり、6月28日、石見銀山遺跡の世界遺産登録が決定しました。いや、9回裏の逆転満塁さよならホームランって感じでしたね。
ほんとうに良かった!
おめでとうございます!! じつは、昨日書いた入稿ブログに含まれる『出雲大社の建築考古学』の未執筆者は過半数が島根県の文化財関係者でして、イコモスが登録延期を勧告した5月以降、原稿を催促したくとも、関係者のみなさんの心情を慮ると、とてもできないし、かと言って放置しておけば出版社に迷惑がかかる・・・えぇぇぇぃ、もう大変な方々は抜きにして入稿だっ!てことにしたわけです。入稿時には「登録延期」間違いなし、と思っていたんだけど、いや「世界遺産」になっちゃって、もうこれで遠慮会釈なく原稿の催促ができるというものです、ふふふ(自分もまだたくさん執筆・編集の作業が残っているんですが)。
じつはじつは、あたしも少しだけ石見銀山の仕事に関わっていて、2年ばかり街道沿いの建造物調査をさせていただいたのです。あれは1期生が2~3年のときだったんじゃないかな。まぁ、みんな実測もろくにできない状態で、よく引き受けたもんだと思いますね。そのときの担当者だった同い年のTさんに昨日電話しました。
「おめでとうございます! いやぁ、ずっと電話しようとも思ってたんですけど、ちょっとね、・・・憚られるというか、・・・電話しにくいというか、躊躇していたんですが、いや良かったですね!!」
「ありがとうございます・・・あはは・・・やはり自然と共生した遺跡だという点が非常に評価されたようです・・・あはは・・・」
「わたしはね、ひょっとしたら中国が意地悪してるんじゃないかって思ってたんですよ・・・<登録延期>なんて勧告が出る裏には中国が暗躍してるんじゃないかって・・・」
「いや、そういうこともないって思うんですが、・・・あはは・・・まぁ通りましたから、あははは・・・は・・・・」
電話は中国縦貫道のパーキング・エリアから。長電話になりましたね。昨日は快晴。スウィフトの6連奏チェンジャーに納めた6枚のCD[続き参照]をゆたぁっと聴きながら、心地よく快走。無事、奈良に帰ってきたのです。
1.マリーナ・ショウ「フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ」
2.ピエール・ベンスーザン「Intuite」(読み方がわからない)
3.チェロ・アコースティックス「見上げてごらん夜の星を」
4.木村大&アンドリュー・ヨーク「カリフォルニアの風」
5.ロサンゼルス・ギター・カルテット「L.A.G.Q.」
6.ノラ・ジョーンズ「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」
5のロサンゼルス・ギター・カルテット(L.A.G.Q.)は、アンドリュー・ヨークを中心とするギタリスト4人組。滝廉太郎の「荒城の月」を原曲に近い編曲でやってます。琴や尺八使ってね。なんか変な感じがしたんだけど、武満の「ノヴェンバー・ステップス」ほど暗くないんで救われました・・・
- 2007/07/01(日) 04:13:45|
- 史跡|
-
トラックバック:1|
-
コメント:0
【6月28日 AFP】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)は28日、ニュージーランドのクライストチャーチ(Christchurch)で開いた会議で、新たに世界遺産として島根県大田市の「石見銀山遺跡」を含む4か所を登録した。 登録されたのは、オーストラリアのシドニー・オペラ
- 2007/07/04(水) 17:49:12 |
- 陶器/花器/陶芸ブログ