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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

ハノイのアジアカップ(Ⅱ)

 あれはブルージーンズのコンサートがあった夜だから13日か。雨の河原町中央公民館を後にして、大学に近い環状道路沿いのCOCO壱にしけ込み、アスパラとトマトのカレーを食べていたのが午後十時ころ。そのまま大学に戻って授業の準備をしようと決めていたのだが、COCO壱で新聞を読み、アジアカップのグループリーグ第2戦(対UAE)がBS2で十時半から放送されることを知った。当然のことながら、予定を変更。田園町の宿舎に戻って座椅子に坐り、衛星放送にチャンネルをまわした。で、高原が1点めを決めたところまで記憶がある。まもなく眠りに落ち、いちど目覚めたら、前半終了間際ですでに3-0。勝負はついていた。再び熟睡。次に目が覚めたときは深夜2時前。試合などとっくの昔に終わっている(録画はしていた)。睡魔を振り払い、再び大学へ。
 週は変わり、はやくも第3戦を迎えた。グループリーグ最終戦の相手は地元のベトナム。初戦でUAEを破り、第2戦ではカタールと引き分けている。もちろんアドレナリン、じゃなかった、侮れない。
 キックオフ直後、ベトナムの動きは非常によかった。小柄ながら俊敏。少し前の日本のようなチームだな、なんて考えながら、違うちがう、これはタイ代表とよく似たチームだぞ。だとすれば、ほんとにアドレナリン・・・
 日本は今でこそアジアで大きな顔をしているが、ほんの10年ばかり前までタイ代表とも互角レベルのチームであった。加茂ジャパンのころなんか、キングス・カップで1-3だったか0-3の惨敗を喫している。あのころタイとホーム・アンド・アウェーで戦えば、良くて1勝1分。1勝すると言っても、毎度1-0の辛勝であった。タイ代表の特徴は、ともかく小柄ながら俊敏で、トラップやドリブルなどの技巧に優れていること。目の前で日本と戦っているベトナムは、まさにそういうタイプのサッカーをしている。
 そして開始早々、日本代表は失点してしまう。ゴールを割られた瞬間、ベトナムの選手がヒール気味のアクロバッティックなキックでシュートを決めたかにみえたが、じつは鈴木のオウンゴールだった。オウンゴールだったのは幸運というほかない。ディフェンス網を敵が蹂躙したわけではないから、チーム全体に与える心理的な影響がさほど大きくないのである。そうこうしているうちに、俊輔が抜群のフェイクからセンタリング。巻があっさり胸で押し込んで同点にした。この時点でほとんど勝負がみえてしまった。
 いまの日本は、少なくともアジアという地域においては、紛れもない強豪に成長した。アジアカップの試合で青色のユニフォームをみていると、まるでフランス代表チームのように映る。一方、小兵で俊敏なタイやベトナムは、世界に出たときの日本のようだ。だから、今日の試合は、フランス代表対日本代表のアジア・バージョンのようにもみえた。いくら俊敏でも、肉弾戦でぶつかりあえば体の大きなほうが勝つ。ゴール前の制空権も完全に支配できる。日本が世界に出て苦しむことを、昨日はベトナムが経験した。
 ベトナム戦は1-0か0-0で良いだろう、とわたしは思っていた。予選を1位通過した場合、日本はハノイに残って準々決勝と準決勝を戦う。その試合を有利に導くためには、地元ベトナム国民のサポートを得る必要がある。大量点を奪ってベトナムが予選敗退した場合、ハノイで日本代表の人気は暴落し、ブーイングの的になるかもしれない。だから、ベトナムを2位通過させる程度の結果で十分だと思ったのである。結果は4-1。順当な実力差ではあるが、やはりベトナムの命運も尽きたか・・・ハノイでの日本の戦いもシビアになるな、と思っていたら、UAEがカタールに逆転勝利をおさめ、ベトナムは無事決勝トーナメントに進出した。
 日本に追い風が吹いている。

 準決勝の相手はオーストラリアに決まった。べつに恐れることはない。オーストラリアはすでにドイツW杯とは別のチームになっている。なによりヒディングがいない。対して、日本にはオシムがいる。オシムのサッカーはオーストラリアを粉砕するだろう。


 
 ベトナムは韓国経済に支配されている。家電製品やオートバイや車は圧倒的に韓国製が多いのである。日本がここに割り込んでいくのは、相当厳しい状況にあると言わざるをえない。
 今日の試合をみていて、ひとつアイデアが浮かんだ。ベトナム代表の優秀な選手をJリーグにスカウトしたらどうだろうか。日本の選手がセリエAに呼ばれるようなものだ。日本の選手の場合、大半は実力ではなく、経済効果を目的にイタリア人はスカウトするらしい。しかし、サッカー選手を媒介にして経済交流が計れるのなら、それも悪くないのではないか。それに、今日の試合をみている限り、ベトナム代表の選手は持久力さえつけば、J1やJ2でも通用するだろう。
 どこかのチームが手をあげてくれないものだろうか?
 SC鳥取でも、もちろんかまわない。ガイナ鳥取って呼ばなきゃいけないのかな??

  1. 2007/07/17(火) 00:53:36|
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