
インターンシップ二日目。昨日緊張した疲れもあるせいか、少し起きるのが遅くなってしまい、9時頃にあわてて宿泊先を出ました。それでも徒歩で十分間に合うって素晴らしいですね。会社前に着くと、すでにチャックさんの姿が。なんと昨日より10分早く出たら、30分も待つことになったそうです。東京って不思議だなって思いました。
そして会社内へ入り、早速今日の実習内容に取り組みました。今日はまず、昨日のCAD図面修正の続きです。昨日は悪戦苦闘しましたが、今日は思ったよりも順調に進めることができました。きっと、何処をどう直していけば早いかというのが、少しずつ理解できてきたからでしょう。昨日は1つの図の修正しかできなかったけど、今日は4つもできました。まだ詳細が残っていますが、明日の午前中には終らせたいと思います!
そして今日は図面を書くだけでなく、午後4時頃にKZさんとチャックさんと私でお茶の水に模型材料を買いに行きました。その道中、KZさんのご配慮で湯島聖堂とニコライ堂に見学に連れて行っていただきました。湯島聖堂では現在、お世話になっている会社の設計・管理の下、修復工事がおこなわれています。その修復工事の現場を見学させていただきました。担当のYさんに詳しく説明していただき、とても良い体験になりました。また、時間があるときにどんな様子だったかを、詳しく書きたいと思います。(部長)

↑江戸時代からある階段(左)と孔子の銅像(右)
ニコライ堂は訪れた時間が遅く、もう閉まっていたので中を見ることはできませんでした。休みの日にでも見に行けたら良いなぁ、と思います。見学の合間に模型材料もしっかり購入して、会社に帰りました。
模型材料も購入したので、早く模型製作をしたいなと思います。そのためにも明日は、図面を早く仕上げるぞ!と気合を入れて頑張ります。(部長)

↑KZさんと模型材料を持つ部長
東京浮浪民(Ⅱ) -課外授業 from 神保町 と、言うわけで、今日もパソコンとにらめっこ。ただ、私にもいちおうの学習能力は備わっているみたいで、昨日よりもスムーズにマウスが動いた。できるようになれば、楽しい。
夕方KZさんに連れていっていただいた湯島聖堂は東京お茶の水の喧騒の中、ひっそりと佇んでいた。担当のYさんの説明は明朗でわかりやすかった。私は写真を撮りまくり、部長はひたすらメモを取った。Yさん、作業員の皆さん、お忙しい中現場を見せていただき本当にありがとうございました。
詳しいことは現在作成中の部長レポートに任せるとして、私は実習後の夜のレポートを書こう。
買い物から戻ってきた後、部長と私が所属させていただいている部署の室長さんから夕食のお誘いがあったので、ご一緒させていただいた。メンバーは私たちを含め6人。その中で、勤続20年を越えるHさんのお話は、深く私に沁みこんだ。
一、「見る」ことが大切。
→Hさんは仕事の合間、出張の合間をぬってさまざまな文化財を「見る」ことを心がけている。その貪欲さが、現在の「審美眼」をかたち作っている。また、多くを見ることにより比較検討の材料が増え、視野の広い整備計画を練ることができる。また、知識をいくら詰め込もうと、またどれだけ図面を見ようとも、現物のスケールには絶対に勝てない。見て感じ、そして文献(知識)によってその感覚を固めていくことが大事なのだ。
一、就業時間も大事だが、時間外のノミュニケーションが仕事を成功に導く
→最近は良くも悪くもまじめな人が増え、残業もしくは時間通りに帰る人が多くなっている。A教授もおっしゃっていたが、大事な話はお酒の席でしか話さない。お互いが腹を割る時間が必要なのだ。
この他にも、史跡や建造物の保存・修復についての話や、調査の話など尽きることがない。長年蓄積された経験は偉大だ。昼間とはまた違ったことを学べ、また自分の浅はかさを感じた1日だった。
このような席を設けていただき、ありがとうございました。また、夕食ごちそうさまでした。鳥取に来られた時にはお迎えにあがります。(チャック)

↑江戸城のお堀。
- 2007/08/28(火) 22:08:11|
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