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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

ハロン湾クア・ヴァン水上集落の地理情報(Ⅰ)

 ハロン湾、クア・ヴァンでの調査では、私は特別顧問Hさんの指導の下、レーザー測距型トータル・ステーションを使って筏住居の配置と地形を測位していった。結果、測点が重複している箇所もあるけれど、あわせて614点の位置情報を得た。そして、A教授がハンディ・GPSを使い集落内水面の主要ポイントを測位した74点の位置情報がある。

 それらの位置情報を使ってクア・ヴァン村の集落配置図と3DCGの作成を進めている。配置図と3DCGはCADで図化するため、帰国してからは計測した位置情報をエクセルへまとめていた。現段階で、トータル・ステーションで得たデータの処理は終えた。一方、GPSで得たデータの処理は思うように進んでいない。その理由は「誤差があること」と「緯経度をXY座に変換しなければならないこと」に手間取っている。そこで、GPSのデータ処理は9月下旬以降の課題にし、まずはトータル・ステーションのデータのみで、集落の概略図を作成していく。それから、概略図で位置を確認しながら、GPSのデータを取り込んでいきたいと考えている。

 今現在、私は測点の座標をCADへ一点、一点打ち込み、プロットしていく作業を進めている。下の図はその概略図の見本で、内側の円の半径は500mになる(地形は私が位置を把握しやすくするため、地図を簡単にトレースしたもので、本来の地形とは異なる)。

DCV_map01.jpg
<↑作成中の概略図(クリックすると大きく表示されます)>

 この9月26日には大学院中間発表が待ち構えている。私の修士研究は、地理的要素からハロン湾の文化的景観をみていくことである。中間発表に向けて調査してきたハロン湾、クア・ヴァン村を説明するためにも、集落配置図を急がなければならない。(某大学院生)


  1. 2007/09/10(月) 01:46:56|
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