夕方7時までデッド・ラインの原稿を書き続け、次女の作った夕食をたべてから奈良の自宅を8時前に出発した。鳥取駅でハルさんを拾い大学に着いたら11時半。で、いままで院生ゼミをしていたんです(ベトナムに同行したハルさんとエアポートが同席)。なぜかというと、今日、大学院修士研究の中間報告会があるんですね。発表まで、もう12時間を切っているのです。こんな直前になって、なぜまだゼミをやっているのか。それは院生が先週ほとんど準備をしていなかったから。わたしは30分で退席しました。
聞けば、先週のゼミの前日、院生は夜の12時半に家に帰って仮眠をとり始め、気がついたら昼の12時半になっていた。まる12時間眠ったわけです。大学に戻ったのが午後2時半。それから夕方のゼミまで準備したのだそうですが、パワーポイントの中身がどんなものだったのか、だいたい想像がつくでしょう。
そう言えば、昨年後期の大学院授業(
ヨキレットの『建築遺産の保存』の輪読)でも、わたしはかれの発表の際、30分で退席しました。発表を聞くよりも、本を読んだほうがマシだと思ったからです。ひどい教師でしょ。でもね、なぜ大勢で本読み会をするのか、と言えば、本の内容をより深く理解するためです。深く理解しようとするならば、本の内容に関係する資料をあわせて学まなければなりません。ネットの資料もあれば、文献資料もある。できるだけ多くの資料を閲覧し、他のメンバーに紹介する。こういう準備をしなければ発表しても意味はない。意味がないから退席したのです。
今夜は最後まで付き合いました。なにせ今日が発表ですから。流石にせっぱ詰まってきたようです。ちなみに、院生の発表題目は以下のとおりです。
・文化的景観としての水上集落
-世界自然遺産ハロン湾のCG表現-
というわけで、今夜もOK牧場の呪縛のなかにおります。午後の発表はどうなるでしょうか。発表者自らブログに感想を書きますので、お楽しみに。
- 2007/09/26(水) 02:25:19|
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