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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

学祭パフォーマンス

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 わたしの学祭、初めての学祭はあっさり終わってしまいました。わたしが参加したコーナーは「バンド・コンクール」というイベントだそうです。集合は午後1時。すでに会場にいるチャックに待機してもらい、ギターや椅子などを預けました。わたしは奥の駐車場に車をとめて再び会場に。
 ソロ2組を含む参加バンド?は6組。どういう基準で順番を決めたのか知らないけれど、わたしは2番目ということを昨日告知されていました。トップバッターは女性のソロ。キーボード1台の弾語りで、曲目は「アメイジング・グレイス」。一人あたりの持ち時間は20分なんです。だから、3~4曲演れるはずなんで、こちら悠然と構えていたら、トップの女性は1曲だけでステージを降りてしまった。
 わたしはただちにステージに。慣れないラインをつけて試奏すると、モニターの音が凄く大きく聞こえたので、「音を小さく、とくにベースを小さくして」と指示しました。で、まわりにいる顔見知りの学生に何度か確認すると「OK」のサイン。MCをしたのかどうか、よく覚えてませんね。ほとんどいきなり弾き始めました。

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 とりあえず曲目から紹介しておきます。

   1.ビートルズ・イン・G(インストルメンタル)
   2.メドレー「スウィート・メモリー」~「少年時代」(インストルメンタル)
   3.サンデーモーニング・オーバーキャスト(インストルメンタル)

 1のビートルズ・イン・Gは、Gキーで演奏するビートルズのメドレー。「ロング・アンド・ワインディング・ロード」~「イエスタデイ」~「ヘイ・ジュード」というビートルズの代表的なバラードを3曲並べました。関口祐二さんと南澤大介さんのアレンジをごっちゃまぜにして、さらにわたしがかなり味付けしたものです。今回はビートルズを指慣らしの曲に選んだのだけど、しょっぱなの「ロング・アンド・ワインディング・ロード」では、やはりまた指が動かなかった。どうなることかと思いましたが、いちばん簡単な「イエスタデイ」でやや持ち直し、「ヘイ・ジュード」はまぁまぁの出来だったのではないでしょうかね。とりあえずストップはなし。
 2のメドレー「スウィート・メモリー」~「少年時代」は前回(六弦倶楽部第3回練習会)で指慣らしに使った曲。今回は2曲目にもってきたので、少々落ち着きを取り戻しており、前回よりも良い出来だったのではないかと思います。ミスしなかったわけではないけれども、ストップはなし。
 3の「サンデーモーニング・オーバーキャスト」のころには結構調子がでてきて、快調に飛ばしていたんですが、最後の最後、コーダ(coda)の部分に入り損ねてしまい、どうして終わろうか考えながら演奏し続けていたんですが、結局一番聞かせどころのエンディングで一度ストップしてしまった。あと2小節で終わりだったのに。コーダに入り損ねたことが心理的に影響していたんですね・・・

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 というわけで、やっぱりあがってしまいましたね。ステージから降りると、チャックとトマトさんがニコニコして待ってました。
  「いや、あがってしまった。しくじった・・・」
と言うと二人とも否定しません。あとで研究室にあらわれたノビタからも「(アガリが)音に出てました」とのコメントを頂戴しました。
 というわけで、またアガッテしまいました。ただ、アガリ具合は六弦倶楽部第2回練習会を100%とするなら、30%ぐらいまで落ちてきているように実感しています。それと、アガッていても、途中からコントロールできるようになってきました。これは収穫ですね。
 ともかく、課題のエチュードを早く仕上げ、新しい練習曲に取り組まなければなりません。ただし、楽譜類はいったいどの段ボールに詰まっているのだろうか。しばらく譜面のない状態が続くかも??

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 演奏後、ただちに教授室に戻り、デスクワークを始めていたのですが、しばらくしてノックの音が。学祭事務局のY君(デザイン学科)がやってきて、「投票があるので会場に降りてきてください。入賞者には賞金もありますから」と言うのです。わたしは、「いやいや、そういうのは学生諸君だけでやってください。わたしは演奏させてもらえただけで十分だから」と答えると、Y君は困ったような顔をして、そう真顔で「それはもったいないです。先生の演奏がいちばん綺麗に聞こえました。ぼくも先生に投票しますから」との弁。この「いちばん綺麗」という口説き文句にやられてしまった。
 で、のこのこ会場まで降りていったのです。会場では、最後のバンドが演奏中。しかし、いちばん上の写真をみていただけば分かりますが、会場はガラガラ。ずっとガラガラなんです。わたしの演奏を聴いてくれたお客さんはほぼ全員消えてしまっています。だいたい演奏を聴くのはその演奏者の仲間だけで、お客さんは全体を「通し」で聴くということはありません。一つのバンドを聴き始めても、1曲聴いたらどこかに行っちゃうというケースがほとんどでして、こりゃ駄目だと直感しました。
 いや、会場に戻るんじゃなかった。かのY君に「お客がいないじゃないの?」と訊くと、「あそこにいるデザイン学科の二人が投票しますよ。それと、ぼくも」というずいぶん素っ気ない返事。そして、驚いたことに、演奏者は全員ステージに上がらなきゃいけないんですよ。それで後を向いて「挙手」で投票が始まるんです。なかなか残酷な投票方法じゃありませんか。わたしは壇上で、隣の学生にこぼしてました。
  「これじゃ、仲間がたくさん残っているバンドが勝つに決まっているよね。全部のバンドを通して聴く審査組織を作っておかないと評価できないじゃないの・・・」
 果たして、わたしは6組中3位以内にも入りませんでした。ステージから降りてくると、かのY君は薄ら笑いを浮かべています。「してやってり」の顔だね、あれは。やはりアウェーの風は強烈だったな・・・なんちゃってこと言ってはいけませんね。原点に立ち返りましょう。

 学祭事務局のみなさん、演奏させていただいてありがとうございました。心から感謝しております。なにからなにまで段取りと裏方、ご苦労さまでした。しばらくゆっくり休んでください。

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↑カメラマンのチャック

  1. 2007/10/07(日) 00:28:48|
  2. 音楽|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
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コメント

お疲れさまです

浅川先生、お疲れ様です。
 所用がありまして応援に行けなくて申し訳ありません。

 しかし、大学祭のライブって観客が少ないんですね。これは最近の傾向なんでしょうかねぇ。何十年も大学祭ってのに行ってないから、最近どうなっているかはわかりませんが。

 次回の練習会お世話になります。楽しみにしてます。
  1. 2007/10/07(日) 06:01:36 |
  2. URL |
  3. mifu #qbIq4rIg
  4. [ 編集]

過疎ですね。中山間地域も市街地も大学も。演奏をちゃんと聴いてくれるのは身内だけです。それでも緊張しますからね。いい訓練になりました。聴衆は分かっていないんです、ソロの厳しさを。バンドはずっと楽ですよ。加藤家でお待ちしております。

  1. 2007/10/08(月) 02:53:49 |
  2. URL |
  3. asax #-
  4. [ 編集]

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