
昨日はけんボー子ちゃんと松江と米子まで出張して来ました。田和山遺跡の見学と、妻木晩田遺跡でおこなわれる夕日の丘コンサートを見に行くためです。道中は車の話で終始和やかでした。

田和山遺跡は見事に松江市立病院と共生していました。お互いがお互いを邪魔せず、それぞれの領分を守り、その役目をまっとうしている感じでした。空は快晴。風は心地良く、復元された掘立柱の建物の下、深い眠りに落ちてしまいそうでした。それを何とかこらえ、全景と各部材の接合部の写真を撮り、身体寸法で簡単に実測をしてきました。復元図面をいただくのは簡単です。ただ、それでは身につくものもつかないと思うのです。なので、けんボーさんを竪穴の中へ追いやり、暖かい芝生の上でこれでもかと復元建物を見てきました。なんだか飽きませんでした。

↑親子デュオ
田和山遺跡を後にし、今度は妻木晩田遺跡へ。A教授のギターの先生、門脇康一さんが出演される「夕日の丘コンサート」を奈良にいる教授の代わりに見てきました。息子さんとのデュオ、マンドリン奏者の西尾澄子さんとのセッション、朗読ボランティアの片山洋子さんとのコラボレーション。そしてギターソロ。どれも心地良く聴かせていただきました。曲ごとの解説だとかはできないのですが、全体を通して感じたことがあります。それは音が心のへこんだところにスッと入ってくる感じで、こう、マッサージでツボを押されて気持ちいい感じ。門脇さんのギターからはそんな印象を受けました。最近ちょっと心が殺伐としてたので、空の青とあいまって、とても癒された感じ。

↑ギターデュオ&マンドリン
演奏後にA教授の弟子ということであいさつに伺うと、気さくに話をしてくださいました。生の音ではなく、マイクを通してしか聴かせることができなかったことをとても残念がっていらっしゃいました。でも、50名あまりの観客の皆さんは、首を振ったり足でリズムを取ったりして、コンサートを楽しんでいました。楽しいコンサートだったと思います。

↑門脇先生ソロ
自分がどうやって弾くかではなく、聴衆の事を第一に考え、そして共演者がいればその方をたてる。ソロになれば自分がかっこいいと思うものをサッと弾きこなす。いただいた名刺にはこう書かれていました。
「 ギタリスト 門脇康一 」
音楽ってすげーなー。(チャック)
- 2007/10/15(月) 20:07:49|
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