
15日、滋賀県守山市の
下之郷遺跡第1回整備部会に出席してきた。会議でどんな話をしたか言えないけれど、環濠の展示方法に議論が集中した。
わたしなんか呼ばなきゃいいんだ。アバンギャルドにしてデストロイヤーですからね。おそらく事務局は、また相当ひっくりかえっていることだろう。でもですね、地方自治体の予算というのは、ほんとうにシビアですね。あれだけシビアななかで無理な整備をして、結果として、それが失敗してしまうと大変なことになるから、わたしとしては助け船を出したつもりなんです。
どこもかしこもお金がない。夢がない。希望がない・・・
さて、現場ではよいものを見せていただいた。発掘調査中の環濠に木材が多数堆積していたのだが、そのなかに垂木を発見した。細い垂木だ。たぶん材種はスギ。先端の彫み方は青谷上寺地の垂木と似ているが、やや異なる。青谷よりもさらに細い垂木であり、常識的には小型高床倉庫の部材であろう。
垂木らしき材はもう1本ある。その材は上の垂木材と少し離れた位置で直交するように横たわり、トレンチの壁にくい込んでいる。これが結構長い。でも、細い。ひょっとしたら、上の垂木とくっついたりして??
というわけで、みなさん。みなさん、ってだれに呼びかけているのか、分かってくれないかな?
この秋の目玉は「垂木」です。

↑↓わたしの言っている材がどれかわかりますか?
- 2007/10/16(火) 23:17:19|
- 史跡|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0