
もうすっかり、天が高くなった。久々の晴れに気温も高く、秋風が心地良い。教授は新居が寺町で大学が近くなり、自転車通学が楽になったと嬉しそう。研究室では、4年生の卒業研究中間発表が終わり、ついに本格的な後期の活動が始まった。
この秋は加藤家住宅で
2大イベントがある。本日は入試広報課へ資料を提供し、学内各所にチラシを掲示した。加藤家住宅の報告書も刊行されたのだから、このイベントを通して、是非多くの方に加藤家住宅を知ってもらいたい。報告書に続き、加藤家住宅の一般向けパンフレットの編集も本格的にスタートした。加藤家住宅の報告書は、専門的な学術報告書である。建築用語は難しく、内容が専門的であるため、一般市民には理解し難いところも少なくないだろう。そこで、より一般向けの親しみやすいパンフレットを作成することが決定した。編集長は3年生の「
書記」さんである。これから「書記」さんのことを「編集長」と呼ぶことにしよう、と先生が提案すると、「書記」さんはイヤイヤと首を横に振る。ほいじゃ「デスク」はどう、と先生は問い直して、近くの机を指さし、
「このデスクはデスクの、・・・なんちゃって(だははは)」
といつもの駄洒落を飛ばすのだが、「書記」さんはポーカーフェイスで、
「いまは
ヒラに戻ったんです」
と相手にしない。

パンフ編集と併行して、演習室ではケンボーさんの卒業制作補助に向けて、インターンシップで訓練を受けてきた「部長」さんによる竪穴住居復元のレクチャーが始まった。その後、さっそく敷地模型を作り始めた。
さらに、教授室ではチャックさんが教授と一対一で青谷上寺地遺跡復元CGの寸法計画を練り始めた。いろいろ設計変更が生じたようである。その後、教授はお疲れになったようで、いつものごとく教授室の椅子を4台並べ、爆睡状態に陥りました。その心地よい鼾が通奏低温のように演習室まで聞こえてきます。
おやすみ、ホーボー・・・ (Mr.エアポート)

↑旧地表面の検討

↑模型制作スペースへと進化したスタジオと敷地模型
- 2007/10/23(火) 23:09:04|
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