
この日曜日、妻木晩田遺跡での「弥生講座④ 弥生の機織り」に行ってきました。講師には大阪樟蔭女子大学、天理大学非常勤講師の酒野晶子先生がいらっしゃっていました。
最初に酒野先生による弥生の機織りについての講演を聞き、実際の機織りに入りました。今回は弥生時代に使われたと思われている「原始機」で織りました。この原始機という機(はた)は今使われている機とは違い、土台がありません。土台があるものは地機と高機と言われるもので、5世紀以降日本に伝来したと思われています。原始機には土台がないので、2本の棒に縦糸を結び、その棒の片方を固定、もう片方を腰当で自分に固定して縦糸を張ります。

今回は極太アクリル毛糸でマフラーを織りました。糸を張ったりという準備に1時間半、昼食を挟んで1時間半ほど織って完成しました。織る作業は慣れると簡単にできたのですが、準備は細々としていて大変でした。今回の体験によって、絵でしか見たことがなかった弥生の機の使い方がわかって良かったです。(環境政策学科1年I.T)

↑↓先週木曜日の土器焼きも記事になりました。
- 2007/12/13(木) 00:41:59|
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