昨夜は関西TVの深夜放送で『ライアー・ゲーム』総集編の最終回をきっちりみた。神崎なおという少女は主張する。このゲームは「嘘つきゲーム」って名前ですけど、本質はその逆。「正直さ」を問うゲームなんだ、と。
「自分だけ儲けよう。自分だけ助かろう。なんて気持ちをみんなが捨てる事が
できたら全員が助かるじゃないですか!」
嘘つきゲームは3回戦を終えた。なおとなおを支える秋山という青年がなんとか勝利を納め、しばらくして秋山はライアー・ゲームの首謀者に呼び出される。秋山は問う。
「4回戦はいつ始まるんだ?」
「4回戦? すでに始まってるんじゃないかね、君たちの身のまわりで・・・」
要するに、この漫画の主旨は「人生は嘘つきゲーム(ライアー・ゲーム)であり、それに勝利するのは誠実さだ」ということなんだろう。なんてことを漠然と考え始めると、眠れなくなってしまった。まもなく再開する戦いの日々が頭をよぎり始めたからである。
一夜あけて、長女が東京に戻る日になった。高の原駅まで送っていった。家族5人とデブ1匹で過ごした、ささやかながら穏やかで幸福な正月休みが終わろうとしている。
わたしは次女から『ライアー・ゲーム』の原作六巻分を借りて読み耽った。漫画の連載と併行してテレビ番組が放映されたため、途中でテレビが漫画を追い越してしまったらしく、3回戦の内容は大きく異なっている。漫画のほうがはるかにシビアな戦いで、頭がこんがらがってしまったが、なおと秋山は、これまで同様、自らを犠牲にしておおくの参加者を救い、次の戦いへと駒を進めいった。
自らを犠牲にして他を救うものと、自らの利益を追求するもの。ライアー・ゲームへの復帰が、わたしにも近づいている。
- 2008/01/04(金) 23:36:46|
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