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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

卒業研究公聴会を終えて

 卒業研究公聴会は、無事ではありませんでしたが、なんとか終わりました。感想を卒業生自らの言葉でお伝えします。

嶋田 喜朗(論文)
「@青谷上寺地遺跡 -弥生時代『最長の垂木』をめぐる復元考察を中心に-」

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 今日という日が思い出にかわるのは、明日に希望を抱いたときである。2年前の2006年2月9日。私はうすっぺらんな大学2年生を終え、今はまだ見ぬasalabの雰囲気を味わうため、諸先輩方(2期生)の公聴会での発表を見ていた。今年と同じく大荒れの天気で、開始が大幅に遅れたのを覚えている。内容を覚えているかと問われれば、あんまりと答えるしかないが、卒業するためにはひと山越えねばならんのだなと、ひしひしと感じていた。今だからわかることだが、先生が「全盛期」とおっしゃるのも無理はないと思う。
 1年前の2007年バレンタインデー。嫌いなチョコではなく、クッキーをもらったという甘い思い出はおいといて、私はとある公聴会発表を聞いて、とても怒っていた。そしてその怒りは呼び鈴の音色とともに発表者へと・・・まぁそれもおいといて。現場にいたモリさんや「北から来たのさん」にはその思いが伝わったらしく、笑いながらなだめていただいたことを覚えている。
 そして今年。私はいつぞや叱られたことを思い出す。「評論家ではなく、主体者になれ」と。そして聴講者として2年間を過ごした私は、今日初めて主体者として矢面に立った。いや、矢面に立ったつもりだったと言ったほうがよかろうか。結局、今日もまた先生に助けていただいた。なんにせよ、私の発表・質疑応答の時間であったのだから、責任を持って自分で対処すべきであったとも思う一方、一人ではどうしようもなかったのだとも思う。
 批判は真摯に受け止めなければならない。人の考え方は一様ではないのだから。ただどうせ叩くのであれば、地面に埋めるのではなく、上下左右いずれかに伸びるよう叩いてくれれば、まだ芽も出ましょうに。
 私はいま、主体者としての重圧に苛まれている。暗中模索、南無阿弥陀仏。(チャック) 

松本 朋子(論文)
「谷口ジローの風景 -昭和の鳥取・町並みを探る」

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 1年間あっと言う間に過ぎ去り、公聴会の日を迎えてしまいました。谷口ジローさんという素晴らしい漫画家を卒論の題材に使わせていただき、作中描写から戦後昭和の風景を分析するという特殊な内容によく挑戦する気になったものだと思います。この一年で、一番街中を歩いた年ではないかと思います。ひとつひとつ、虱潰しに探していくうちに季節は夏から秋に変わり、天候の変化を見てはびくびくしていたものです。
 元々漫画は好きだったので取り組むことに抵抗は無かったのですが、研究進行に関しましては力不足の感も否めず、ここまでこれたことも指導してくださった浅川教授、ご協力いただいた皆様のおかげです。
 ここに厚く感謝の意を述べたいと思います。本当にありがとうございました。公聴会についてですが、あの時の辺りに漂うなんとも言えない空気が印象に残っています。(とまと)

横田 研二(論文)
「とっとり建築アルケオロジー: 縄文・弥生・古墳時代住居の復元」

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 昨日の午前中に公聴会の本番を済ませてきました。前夜、中間発表以上のプレッシャーを感じつつ、教授から指摘された部分の修正・確認をしてました。前日にもかかわらず指摘された部分がかなり多く、不甲斐なさを悔やみながらの作業でした。それでも、本番の時間は待ってくれません。前日の練習会で聞いた、チャックさんやトマトさんのパワーポイントと比べると味気ない内容でしたから。そのまま納得のいかないデータを抱えて本番の時間がきたのです。発表の準備には2年生、3年生も手伝ってくれ模型の搬入も無事すみ、チャックさんの発表が始まりました。自分の内容と照らし合わせると、やはり自信がなくなり、その為か、チャックさん、トマトさんの発表中もずっとそわそわと落ち着かない時間でした。意外にもチャックさんの発表へのコメントが多く、気持ちがより小さくなってしまいました。実際に発表を始めると、先生に修正される部分もあり、詰めの甘さが露呈しました。それでも、発表を聞きにきていた先生からは好評を得ることができ、ほっと胸をなでおろした次第です。
 あとは、展示会に向けての作業です。今回のような情けない結果にならないためにも、早め早めに手を打っていこうと思った今日の公聴会でした。
 先生のご馳走してくれたイタリア料理は大変おいしかったです。ご馳走様でした。(けんボー)

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城間 美乃(制作)
「下龍点睛 -ハロン湾の文化的景観2007-」

 10月の中間発表から何が変わったんか考えてみる。恥ずかしいけれども(主観的、な、)自己評価も。
・研究内容90点: 何よりも素晴らしいチャンス(出会い)があったおかげで、自身の能力範囲外の取り組みが出来た実感がある。それは制作の最中も同じで、テーマを決めた7月から今まで、作る目的が全くブレなかった。表装なしでマイナス十点。そして制作物なので、見る人それぞれの評価によってもっとマイナスされても仕方が無い。
・プレゼンテーション20点: しどろもどろだった。しかも、発表途中でパソコンのバッテリーが切れ、流れが滞った。ゼミ生が助けてくれていたので何とか続ける事が出来たが、後半が特に言葉足らずであった。「何も考えなくても体が動いた」中間発表とは間逆であるようにおもう。でも、ただ準備したモノを流しただけの前回よりも、今回の方がより、周囲の反応を受け取りやすかった。(私からは上手く答えが出ませんが)
 ・・・まだまだ振り返るべき点はある。でも、まだまだ卒業研究展というイベントが残っている!もうちょい、もうちょい現物へ向き合っとく。(ハル)

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↑ハロン湾の自然景観(上)と文化的景観(下)



 以下、くだらない追記です。

 わたしの横山光輝熱は一向におさまらず、『武田勝頼』全3巻のあとは『隻眼(せきがん)の竜』全4巻を読んだ。実在しなかった可能性が高い山本勘助という人物を主人公とする作品で、原作者はなし。というか、横山光輝自身が原作者でもある。ここで勘助は「軍師」として描かれ、参謀役の源蔵という忍者(間者)が大活躍する。源蔵は薬草に熟知した忍者で、大名の側女に近づいては秘薬を飲ませて、強力な情報源にしてしまう筋書きがなんともおかしい。横山光輝の描く歴史物に「忍者」がでてくるとわくわくする。
 その後、『史記』『殷周伝説』『伊賀影丸外伝』などをつまみ食いした後、『水滸伝』全6巻を経て、『織田信長』全4巻も読んでしまった。同じ時代に生きた武田と織田を逆の立場からながめてみたかったのである。そして、いま『徳川家康』全8巻の中程まできている。
 家康は堪忍の人だ。よくここまで耐えられるものだ。日本史上、これほど「忍耐強い」人物もいないだろうと素直に思う。ただただ感心しながら湯たんぽの寝床で漫画を読み進めている。
 さて、昨日の公聴会、わたしは堪忍袋の緒が切れてしまった。「おまえの緒が切れるのはいつものこと」とみなさんから嗤われるのは承知の上で申し上げると、わたしは、この半年あまり、自分なりに辛抱強く生きてきたつもりであった。が、昨日はある教師がどうしても許せなかった。卒業生がまる1年かけて取り組んできた研究に対して、あまりにもマナーを失した発言を繰り返したからである。その人物は環境デザイン学科の教員ではない。環境政策学科の教員である。実名を出してもよいが、まぁ堪えておこう。文化系の学問を専攻するその教員は、「建築」という分野の門外漢であるにも拘わらず、ある卒業生の研究に対して「大きな穴がある」と指摘した。2度もそう言った。その教員は登呂遺跡のことを「モロ遺跡」と言って恥ずかしくもない、基礎知識を欠いた人物である。屋根勾配も知らなければ、継手仕口のことも知らない。梁間や軒の出についても何の知識もない。どうして、そういう人物が論文のコメンテータたり得るのであろうか。他の学科の公聴会に来て、専門外の分野についてコメントすること自体、常軌を逸している。
 この教員の暴言により、わたしは緒を切ってしまったのだ。わたしはこの教員を許せなかった。しかし、許せなかったことで、この教員に向けて声を荒げたのたのが良いことであったとは思っていない。非難を浴びる学生が不憫であるとはいえ、あそこは堪忍しなければいけなかった。なぜならば、場の雰囲気を大きく乱し、次のスピーカーにまで影響を残してしまったからである。集まってくれた学生諸君にはお詫びするしかない。(A)

【追記2/15】 14日未明2時半ころ。問題の人物がまた騒動をおこした。当局は火消しに奔走。憐れになった。哀れむしかない。


  1. 2008/02/13(水) 03:28:12|
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