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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

赤波川渓谷-豪雪地帯を往く(Ⅱ)

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 板井原を離れ、用瀬に向かった。国道53号線には戻らず、赤沢川沿いの古道を下っていった。用瀬町の約1.2kmの範囲に「赤波川渓谷おう穴群地区」がある。おう穴(歐穴)とは花崗岩の河底を水流が穿ってつくった壺状のくぼみのこと。約1.2kmのあいだにさまざまな窪みや独特の花崗岩地形が連続する。たとえば、下の写真の左は通称「鬼の釜風呂」、右は「階段状河床」である。

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 ちなみにこの区域は旧用瀬町時代から「環境美化促進地区」とされ、県の条例により空き缶などのポイ捨てが禁止されている。環境美化促進地区内で空き缶などをポイ捨てすると罰金が科せられるというから要注意・・・というか、どこでも空き缶のポイ捨てなんかしちゃいけませんよね。

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 じつは、この山道を通ったのにはもう一つの理由がある。板井原の「野土香」で読んだ観光雑誌によると、このあたりに「モルジュ」と呼ばれるカレー専門店があるというのだ。そこで雑誌に掲載されていた「こだわりチキンカレーセット」を食べてみようと企んでいたのだが、見つけられなかった。
 下流におりて雪も消えたあたりで、犬の散歩をしているご婦人に訊ねてみたところ、やはりあの渓流沿いらしい。そう言えば、「フォレスト用瀬」という大きな観光施設があったな・・・さっそくネットで検索してみたところ、たしかに「モルジュ」は「フォレスト用瀬」のなかにあるレストランのようだ。渓流沿いの道は狭くて曲がりくねっているから、ともかく速くすり抜けたいとばかり思って運転していた。おかげで、「こだわりチキンカレーセット」はお預けになってしまった。(完)

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↑下流域の集落で立派な近代和風住宅を発見した。

  1. 2008/03/06(木) 00:03:32|
  2. 環境|
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