
3月1日の
入稿以来、何度かの校正を印刷会社と重ね、1ヶ月半が過ぎた。そして、ついに4月18日(金)のゼミの時間、完成した加藤家パンフレットを100部受け取りました。奇しくも、その日は加藤家での
3・4年ゼミ。加藤家のパンフレットを、その舞台となった加藤家で受け取ることができ、感激一入です。
全16頁カラー刷りのパンフレット構成は以下のようになっています。
1.表紙(p.1)
2.ようこそ加藤家住宅へ(p.2-3)
3.『
倭文日誌』をふりかえって(p.4-6)
4.
ロフト座談会(p.7-13)
5.茅葺き屋根をあきらめましょう?(p.14-15)
6.裏表紙(p.16)
加藤家住宅でのこれまでの活動を「ぎゅっ!」と盛り込んだ16ページです!
思い返せば、パンフ作成に取り掛かったのは昨年11月。最初は手書きで、新年が明けてからは覚えたての「イン・デザイン」というソフトをフルに使っての編集作業。その間には何度も立ち止まってしまったり、アイデアがつきかけたりと苦労の連続でした。そこから考えると、今こうして加藤家のパンフレットを手にしていることが嘘のようです。そして、完成したパンフレットを手にした今、
大城さんの言葉がよみがえってきます。
パンフレットができたときにやっと「皆さんありがとうございます」と思えるよ。
今なら実感を持って、「ありがたい」と言えます。わずか16ページのパンフレットですが、これを編集する中で多くの人に助けてもらって、完成することができました。本当に浅川先生をはじめ、一緒に編集してきたヒラ、ゼミの皆さん、パンフレットに協力してくださった皆さん、ありがとうございました!!(部長)

とうとう完成・・・。
そんな大っ事な日に、その場にいることができなくて大変悔しい思いをしております。しかし完成したパンフレットを手にとって眺めていると、「あぁ、できたんだ」と「ありがとうございました」という想いでいっぱいです。
もともと絵を入れたり重要なことは目立つようにしたりと、ノートまとめをすることが好きだったため、編集の話を聞いたとき、ただ単純に「やってみたい」と思いました。それから約3ヶ月間くらいは自分の想像と現実のギャップに苦しむことになりましたが。
そんな日々を乗り越えられたのは、私を取り巻く多くの方々のおかげでした。名前を挙げるときりがないですね、絶対。本当に皆さん、お世話になりました!ありがとうございました!!
ここに掲載する画像は表紙と一部のページのみです。他にも加藤家の歴史や屋根・ロフトづくりについておもしろい記事が満載されています。もちろん、それは加藤家住宅の修復に関わったすべての人たちの汗と涙の結晶です。
ただ・・・たったひとつ心残りは、今年の3月に旅立っていった先輩方の卒業までに刊行できなかったことです。パンフ作成でどれほど助けていただいたことか。これだけは悔やんでも悔やみきれません。チャックさん、ハルさん、トマトさん、けんボーさん、やっと完成することができました。できるだけ早くお送りしますので、新住所をお知らせください。ぜひ見てくださいね。(編集長=ヒラ)
追記: このパンフレットは2007年度鳥取県環境学術研究費助成研究「
ローコストによる古民家修復手法の開発(Ⅱ)-住むことと修理することの実践をとおして-」の成果報告書を兼ねており、2006年度の報告書『
加藤家住宅の実験』の姉妹編にあたるものです。『加藤家住宅の実験』が修復に係わる詳細な学術記録集であるのに対して、今回のパンフレットは「内装と活用」を中心にした一般市民向けの概説書として位置づけています。今後、いくつかの施設で配布もしくは頒布していく予定です。
さて、今回のパンフレット作成では『
ライジング・ヴュー』および『
イオンマガジン』の取材時にプロのカメラマンに撮影していただいた写真をふんだんに使わせていただいております。おかげで、垢抜けた紙面になりました。両誌に深く感謝いたします。
また、加藤家住宅の活用につきましては、学内関係者だけでなく、「六弦倶楽部」
第4回練習会のショットも使わせていただきました。写真掲載をご快諾いただいたチョトロク代表に深く感謝申し上げます。
- 2008/04/21(月) 00:51:13|
- 研究室|
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コメント:2
皆さんの立派な研究の中に、部外者のオジサン達が紛れ込ませていただき、ただ騒ぎたてただけだったのではと思いますが、皆さんの研究に微かながらもお役に立てたとしたら望外の幸せです。
また機会を見つけて皆さんとオジサン達とでコラボしたいものですね。掲載していただき本当にありがとうございました。
- 2008/04/22(火) 00:39:05 |
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- ちょとろく #-
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