2008年6月8日の調査を6月12日に発表
【御箱井戸】
歴史・史跡班の2名は、久松山に再度出かけました。今回の目的は【御箱井戸】です。『鳥府志』によると、この井戸の中には、山椒魚(カスミサンショウウオ)とみられる異形の物が住むと記されています。今回は、闇雲に歩き回るのを防ぐ為、事前に調査をして行きました。
事前調査によると、
①【御箱井戸】は、山上の「三の丸」下の東側にある。
②時代
)宮部継潤時代
)池田長吉時代
③湧水ではなく、汲み置き型の井戸
④城の直北真下の円護寺集落の者が当番で山頂まで水を汲み上げていた。その代わり、諸役を免除されていた。
この調査を元に久松山へと向かいました。しかし、一向に井戸らしき物は発見できませんでした。次回は動物班と合同で【御箱井戸】を探しあてたいと思っています。

【五輪塔】
じつは、【御箱井戸】の調査へ出る前に、右膳の丸にある【五輪塔】を見に行きました。ここには、漫画『魔法の山』のあるコマに描かれている灯篭に類似したものがあります。
推測:霊の目撃情報が多々ある久松山…。
五輪塔(お墓)と霊を結びつけて、「吸い付き婆」を生み出したのでは?

【洞窟】
豊臣秀吉による「渇殺」の際、鳥取城(吉川経家側)に味方した人びとによって、麓と城をつなぐ秘密の地下通路が造られたという噂がある(http://www.orange.ne.jp/~kibita/jp7/local6.html)。
推測:この噂を聞いた作者が、主人公・健一たちが入る洞窟の参考にしたのでは?
以上のような推測を裏付ける証拠を集めていきたいです。 (環境政策学科2年K.U)
- 2008/06/15(日) 00:49:07|
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