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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

TABのない譜面

 ネタも切れてきたので、久しぶりに音楽のことでも書こうかな。

 また、最近、楽譜を買ってます。ローラン・ディアンス、武満徹、ジャズ系ソロ、ウクレレ・ボッサ・・・もう、アマゾンのボタンを押すたんびに通帳の残額とサブプライム・ローンが頭をよぎるのだけれども、やはりね、楽譜は買います。今年のわたしは、昨年のように、学祭に出るなどという愚行はしません。あれは、ともかく「場慣れ」のために必要だったのです。六弦倶楽部第2回練習会に参加して、30年ぶりに人前でギターを弾いたところ、自分が自分でなくなってしまうほど緊張する事実を知ってしまったわたしは、Dr.ミフの助言に従い、ともかく人前でギターを弾く回数を増やさなければならない、と決心し、学祭で大恥をかき、松江の山陰ギターオフの会まででかけ、経験を積んだのであります。でも、その効果はなかなかでなかった。今年の正月あたりの演奏もひどいものでしたが・・・どうやら最近、少し落ち着いてきた感があります(と自分では思い始めている)。
 人前でギターを弾くと、昨年の場合、実力の20~30%ぐらいしかでなかったんだけれども、最近50~60%は来てるかな、っていう実感がありましてね。おかしな比較だけれども、ブログのアクセスの伸び方に似てるんだな。一定のスパンをおいて、ぐい、ぐい、と伸びていく、そのステップアップをようやく感じ始めているところでして、こうなると、下手に演奏する必要はない。2ヶ月に1回という六弦倶楽部の周期は、わたしにはとてもありがたいのです。じつは、ちょっと辛いぐらいでしてね。だって、2ヶ月に一度、3つも新しい曲にトライしないといけないわけだから、これをマスターするのは大変なんです。
 選曲ももちろん重要ですね。選曲で悩むから楽譜が増える。数ある楽譜のなかから、どの3曲をチョイスするか。与えられた時間と、3つの曲の難易度と相性と、なんやらかんやら考えて本番に望むわけですから。
 で、昨日、『ギターソロのための日本のポップス Vol.2』というスコアが届きました。よくあるタイプのタイトルでしょ。「ライオン・ハート」とか、「TUNAMI」とか、「晴れたらいいね」とか、日本の代表的なポップスをソロ・ギター用にアレンジした楽譜集で、だれがどう考えても、これはアコギ・ソロのものだって思うでしょ?
 ところが、譜面にTABがついていないの。これには驚いた。おそらく、大半のアコギストなら「そんなバカな、金返せ」って言うかもしれませんが、わたしの場合、最近ずっとTABなし譜面で練習しているので、逆に嬉しくなっちゃったっていうか、ファイトしてきてましてね。それにしても、不思議だな・・・いまごろTABのないアコギ・ソロの楽譜なんてありえないのに・・・。ここはネットで検索するしかない。だけど、編者の「竹内永和」という人物のバイオグラフィーを知るサイトをみつけることはできませんでした。ともかく、なにやらぼやけてグレーなのですが、驚いたことに、イヨラン・セルシェルが『ビートルズ・ソングブック(Ⅱ)』の1曲目で弾いている「ノルウェイの森」の編曲が竹内永和となっているんです。セルシェルがビートルズを弾く場合、自ら編曲するか、武満のアレンジかどちらかだと思ってたんですが、竹内永和のアレンジでも1曲弾いている。セルシェルが弾くということは、竹内永和というギタリストの実力はそうとうなもんだと考えざるをえませんね。まぁ、クラシック出身であるのは間違いないけど、コード進行をみるとジャズっぽいからねぇ・・・
 この楽譜集を買ったのは、もちろんある企みがあるからで、それがなんなのかはもちろん未だ言えませんが、ちょっとした拾いものかもしれないな、この楽譜集。

  1. 2008/07/27(日) 00:14:34|
  2. 音楽|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:2
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コメント

六弦の門永です

8月の練習会のとき楽譜「ばーでん・・」をもっていきますが、「シューマン・子供の情景」荘村清志も合わせていかがでしょうか?(私10年以上持っていて弾くことはない)
  1. 2008/07/29(火) 22:26:42 |
  2. URL |
  3. 門永哲郎 #-
  4. [ 編集]

門永さん

ちょっと近江に視察出張しておりまして、お返事が遅くなり申し訳ありません。楽譜、ぜひ頂戴いたします。よろしくお願いいたします。次回、大山のウッドデッキでご夫妻に再会するのを楽しみにしております。

  1. 2008/07/30(水) 20:39:12 |
  2. URL |
  3. asax #90N4AH2A
  4. [ 編集]

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