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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

板井原集落保存シンポジウム(Ⅱ)

 基調講演のあと10分ほど休憩の時間がとられました。その休憩時間には、智頭農林高等学校の生徒さんによる麒麟獅子舞が披露されました。涼やかな鐘の音と笛の音。そして太鼓の音に合わせて、力強い動く麒麟獅子に圧倒されました。
 そして、14時50分からはパネルディスカッション。コーディネーターに鳥取県教育委員会文化財課歴史遺産室長の中原斉さん、パネリストに基調講演をおこなった文化庁参事官付主任文化財調査官の林良彦さん、岡山理科大学総合情報学部教授の江面嗣人さん、島根県大田市教育委員会教育部石見銀山課課長補佐の林泰州さん、そして智頭町長の寺谷誠一郎さんの合計5名を迎えて、「板井原-集落保存の課題と活用」と題しておこなわれました。

 サブテーマとして、

  1.これまでの板井原の取り組みとその成果
  2.これからの板井原が歩むべき道

の2点に焦点を絞り、ディスカッションが始まりました。

 まず、板井原の印象について、土のにおいや川・風の音がする「日本の原風景」ではないかということや、どこにでもあるけど失われつつある風景だということが指摘されました。また、学術的な要素をもう少し調査する必要があると、江面さんから指摘がありました。そして、この集落を守るには「保存と活用」が必要だと、中原さんがおっしゃいました。
 次に、これからの板井原についてですが、活用の一つとして観光があり、利用すべきだという意見が出されました。そこで、大田市から来られた林さんの意見で、どこが文化財として価値があるのかということをどのように伝えるかということがあげられました。石見銀山では、官民協議でこれらのキーワードを拾い出していったそうです。また、寺谷町長は板井原を訪れた神戸の親子ののんびりした会話を聞いて、板井原では限られた人にゆったりと過ごしてほしいと思ったそうです。そして、「緑の風がふく 疎開の町」と銘打って、ストレスを抱えた人に訪れて欲しいともおっしゃっていました。

 最後に、板井原保存会会長の原田さんが、

  「ふるさとを大事に、ゆっくりのんびりすごせる場所にしたい」

 と今後の板井原について語って、今回のシンポジウムは終了しました。

 その後、板井原を訪れたことのないM君のために、板井原へと向かいました。
 夕暮れ時で薄暗く、しかも雨まで降ってきましたが、ヒグラシのなく板井原はどことなくほっとできる雰囲気が漂っていました。今後の板井原がどうなるかはまだまだわからないけれども、今の雰囲気をそのまま伝えていって欲しいなと思いました。(部長)

  1. 2008/07/31(木) 00:44:56|
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