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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

若桜を往く(Ⅴ)-町並み調査②-

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 8月25日(月)。今日は2回目の若桜調査。本日のメンバーはデザイン学科1年のM君、Mr.エアポート、ヒラ、部長の4人と、午後から参加してくださった先生の合わせて5人です。今日はうす曇の中、調査をスタートさせました。
 まずは、前回の続き。本通りの写真撮影と分布調査です。M君とMr.エアポートに写真撮影を任せ、ヒラと部長は一つひとつ建物の類型別分布を調べていきました。途中ぱらぱらと小雨が舞い、今回も雨になるかなぁ・・・と心配しましたが、じきに雨があがって一安心。写真組が本通りの若桜駅前まで撮り終わったところで、お昼ご飯をとりました。
 お昼ごはんを食べて一息ついたところに、先生が合流。今後の打ち合わせをおこないました。若桜での調査について、1棟1棟建物の細かい類型分布を調査していること、連続写真を撮っていることを説明すると、「そんなに細かくしなくていい」の一言。なぜなら、2年前の倉吉の場合は町家と町並みの調査が目的だったが、今回は広範囲の「文化的景観」の保全を目的とした調査なので、町並み調査に倉吉ほどのエネルギーをかける必要はない、という指摘でした。今のまま進めていくと、しなくてはならないことができなくなることに気付き、もうちょっと効率よくできる方法を考えなければならないと思いました。

P1180603.jpg そこで、午後からは先生とM君、ヒラと部長、Mr.エアポートの3班に分かれて、本通りと平行に並ぶ通りの連続写真撮影をおこなうことになりました。現地調査で零れ落ちたデータを写真から評価しなおすことが可能ですし、連続立面図の作成にも役立ちます。ヒラと部長は蔵通りで撮影していましたが、途中若桜のガイドをしている方から、若桜の蔵の役割を伺うことができました。そのお話によると、一国一城令の後に若桜は城下町から流通の拠点である宿場町に変貌を遂げたため、物を保管するための蔵がたくさん必要になったということです。その蔵がある民家の本通り側にカリヤがあり、カリヤでは運び手たちが休んでいたそうです。

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 そんな話を聞き、蔵通りを撮り終わると午後4時過ぎ。早めに終った先生とM君が、鬼ヶ城に登ったときに足をつけたカリヤの前で、大学から持ってきたスイカを冷やしていました。このスイカは2期生の西河♀さんのお中元です。ありがとうございます。合流した私たち3人は、そこからスイカを先生が足を清流に浸しているカリヤ(前回ホカノさんが足をつけた場所)まで運び、小さいイスを拝借してまな板代わりに使って、小さな包丁で切り分けました。短時間しか水路のなかに入れていなかったため、スイカはあんまり冷えていませんでした。しかし、もう秋が始まりそうな涼しい風の中で食べるスイカは、とてもおいしかったです。思えば、水で冷やしたスイカを食べるのは、2006年夏の尾崎家住宅以来のことですね。あのときはハンドで冷やしたスイカにみんなでむしゃぶりつきました。あれから、まる2年経ったんですね。懐かしい想い出です。

 大学に戻って、こんどは4409演習室でいろいろ打ち合わせをしました。そこには風邪で調査を休んだホカノさんもいました。そして、ホカノさんは2期生の歳蔵さんからあずかったフグの一夜干しなどをもってきていました。また、キム・ドク(別名タイガー戸口)さんのお土産「イカナゴの釘煮」も届いていました。これをみんなで食べながら、わいわい話し合いました。2期生の先輩のみなさん、ほんとうにありがとうございます! (部長)

  1. 2008/08/29(金) 00:32:34|
  2. 研究室|
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