
出雲から戻った翌日(19日)、土曜日だというのに、鳥取城に呼び出された。発掘調査現場を見て欲しいとのことで、ちゃんと見に行きましたよ。わたしは国史跡鳥取城跡の調査委員と評価委員をやってるので、まぁ調査の指導はします。今回の現場はミスもなく、結構ではないか、と思うのですが、現地説明会の当日だというのに、復元平面すら出来てないのは残念でしたね。なんでも、チャックが就職した某協会に任せてるんだそうです。でもさ、調査した考古学者が建物跡の平面ぐらい復元できなくてどうすんだって。近い将来、立体復元しようとしている門の事前調査をやって、その平面復元まで業者さんに任せるのは如何なものでしょうかね。なお、わたしは復元に関与しておりません。だってさ、門なんか復元する必要ない、と思ってるんだもの。復元した門が、実質上、鳥取西高の表門になるわけでしょ。まったく復元する必要なんかありませんよ。だから、わたしは何度整備委員を委嘱されても固辞するんです。

そして、わたしは南に向かった。秋晴れのよい天気で、佐治の実家を経由して兵庫にいる父母を訪ね、奈良に戻るのだ。彼岸になって、稲刈りが始まっている。そして、畦のあちこちに
彼岸花が咲き乱れていて、その風景にアレックス・デ・グラッシの『ウォーター・ガーデン』が響きあった。少し前、そうだな、あの
雑魚釣りの記事を書いたころはオータさんの『
ウクレレ・ボッサ』がぴったりだったけれども、東南アジアから帰って季節は遷ろいでしまった。『ウォーター・ガーデン』に続くのは、トミー・エマニュエルのライブCDなんだが、こちらは初秋の風景にマッチしない。以前書いたように、
トミー・エマニュエルというアコギストは技巧の面で世界最強間違いなしと思うのだけれども、音楽性の面でわたしの触覚を震わせるところが多くない。きっと、DVD向きのミュージシャンなのだろう。ライブに接すれば、もう少し好きになるかもしれない。


佐治で梨と野菜をたっぷり頂戴した。兵庫の父母は、残念なことだけれども弱っている。父98歳、母85歳。一緒に食事したのだが、咳こみがおおく、元気がなかった。そして、母が少しおかしな行動を示すのだが、・・・これには、あまり嬉しくないオチが待っていた。
- 2008/09/26(金) 00:41:55|
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