The 7th ISAIA 先週、ふと不安が芽生え、ある演習の休憩時間に同行する教員に訊ねたのね。
「あのさ、まさか・・・セッションの司会なんかまわってこないよなぁ?」
その教員は答える。
「だって、まだ打診ないでしょ。大丈夫ですよ」
そうだ、そうだ、まだ全然そうゆう打診はありません。だから、セッションの司会なんかさせられる覚えはないのであって、わたしゃ、自分のプレゼンが終わったら、さっさとホテルの部屋にもどって原稿書くぜ・・・だって、あのD社のKという編集担当が五月蠅くてしかたないし、次の原稿も待ってるし、そうだ、六弦倶楽部の練習会も近づいてるじゃないの・・・
えっ、なんの話かって?
北京で国際学会があるんですよ。2年ごとに日本と中国と韓国で会場もちまわりなんです。4年前は松江だったんですよ。あのときは特別シンポジウムの司会をしました。
北京は、本音を言うと、あんまり行きたくないんですね。ずっと住んでたところなのに、懐かしいっていう感情が湧き起こらない。不思議な町です。上海はもう少し愛着があるんですが、北京は、まぁどうでもいいやってか・・・なんども日本人の案内をしましてね、故宮(紫禁城)なんか30回以上行ってますからね。法隆寺もそれぐらい行ったけど、やっぱり故宮のほうが多いだろうな・・・ところが、同行する二人の若い教員はウキウキしてるんですよ。二人とも北京が初めてだそうでして、「不到長城非好漢!」、なんちゃって、あんなもん、つまらんぜ・・・わたしゃ行きません。ひたすらホテルに缶詰です。
さて、演習が終わり部屋にもどってパソコンを開いたら、学会事務局からメールが入ってた。以前、たいへんお世話になった恩人のような方からのメールです。以下、そのやりとり。
> ご無沙汰しております。突然のお願いで大変失礼を致します。
> 来週のアジアのシンポジウムに参加戴けると思いますが、浅川先生にセッションの司
> 会をお願いできませんでしょうか? 司会は、中国建築学会の司会者と二人ペアとな
> ります。
> お願いしたいのは、
> session 4 Architectural heritage and urban context
> 10月16日(木)午前です。
> 不躾なお願いで大変申し訳ありませんが、
> 何卒ご検討頂きたく、宜しく御願いいたします。
>> ご無沙汰しております。
>> ヤな予感がしてたんですよね・・・
>>中国側の先生が司会で、わたしは副司会という立場なら、
>> なんとかなるかもしれませんが、
>> ・・・英語は相変わらずひどいものです、
>> よく聞き取れませんからね、
>> あぁぁぁ・・・
> 早速の返信有り難うございます。大変恐れ入ります。
> メインの司会は中国側ですので、日本側は副司会というお立場で結構かと思います。
> 何卒どうか宜しく御願い致します。
はぁぁぁぁ・・・生まれてくるんじゃなかった。
さきほどレジストレーション(登録)とチェックインを済ませて、ようやく部屋に入ったところです。
- 2008/10/14(火) 23:26:32|
- 講演・研究会|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0