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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

銀杏と猩猩

銀杏01銀杏の大木


 先日の名建築ツアーで、半年ぶりに尾崎家住宅を訪れた。いつものことながら、尾崎家の建造物と名勝庭園「松甫園」には感銘をうける。学生たちも喜んだことだろう。それにしても、松甫園の「陰陽五行の松」は何度説明をいただいても、完璧に理解することができなくて、頭脳の衰えを思い知らされるのだが、2年のYO.TOさんがレポート課題に選んだので、明々快々に解析してくれることを期待している。
 尾崎家を去る際、新しく購入したデジカメで主屋の正面をとらえようとしたところ、広角機能がたちまち効果を発揮し、黄色くいろづいた大銀杏(イチョウ)の樹が画面におさまった。こういう風景を未だ写真に納めたことがなかったので、全員での記念撮影の背景に使おうと即座に決めた。
 で、余計なひと言が口からでてしまったのです。

   「これだけの大銀杏(イチョウ)ですから、銀杏(ギンナン)もたくさん獲れるでしょうね?」

 奥様はきびすを返すように主屋に戻られ、ビニール袋にぱんぱんに詰まった銀杏をもってこられた。もちろん、お土産に、というご好意である。いや、申し訳ありません・・・ありがとうございました。

 で、翌晩から銀杏三昧となったのです。銀杏はフライパンで煎ってから塩をまぶすもんだと思ってたのだが、狩人くんがひと言ぽろり・・・

   「あっ、それ茶封筒のなかにいれて、レンジでチンすればいいんですよ」

 なんでも、狩人くんの妹さんが銀杏好きで、その作り方をみていたから、とのこと。封筒に適量の銀杏をいれて、塩をふりかけて封筒をシェイクして銀杏と塩を混ぜ合わせ、蓋してチン!
 これが美味いのなんの。模型制作用のペンチを使って皮を割るとこがまたよいのですね。上海蟹の食べ方を思い出させる。わたしのような初老のオヤジだけが好む味かと思っていたところ、学生諸君はあまねく銀杏の虜になってしまいましてね。

 銀杏03大吟醸02 銀杏03大吟醸  銀杏02南部美人 


 さて、銀杏とくれば、もちろん清酒が飲みたくなる。ガード君が夏休みの岩手インターンシップで仕入れてきた「南部美人」がまだ少し残っていて、それをおちょこでちびちびやってたんですが、そういえば、そういえば、お盆にあらわれたという2期生のキム・ドク(別名タイガー戸口)がおいてった純米大吟醸「猩々」が未開封のままだった。猩々(しょうじょう)は中国の古典『礼記』にでてくる想像上の動物で、酒飲みだった。その容姿は猿にそっくりだから、のちにオランウータンの和名になった。で、どういうわけか、奈良県吉野の地酒の名前に採用されたんだな。
 おい、キム1号、この記事を読んだなら、なんで吉野に行ったのか教えて頂戴!

 外は雪が舞っている。
 いったいどこが地球温暖化なんだろうね。11月17~18日に初雪ですよ。車の窓ガラスいっぱいに雪が降り積もっているんだから。日が変われば板井原に行くんだけど、心配だな、あの坂道で立ち往生したことあるからね。天気予報では、朝まで雪で、後は曇りということだけど、智頭で晴れていても、板井原は別世界だから。雪が消えてない可能性は十分ある。
 でも、まだスタッドレスには変えていないんだ。

  1. 2008/11/20(木) 14:40:17|
  2. 食文化|
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