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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

第9回「限界集落」アンソロポロジー

「大根」から読み解く板井原

 11月27日(木)のプロジェクト研究2は、学内で行われました。今まで外に出かけることが多かったので、少しさみしい気もしました。今回はこれからの発表に向け、自分たちはどんなことをやりたいのか、何をしていくのかについて話し合いました。
 話し合いの結果、私たちは「人口変遷」を主なテーマとして、限界集落を調べていくことになりました。

  1)以前、鳥取県立図書館でコピーした板井原と中津の地図から人口変動を分析。
  2)山間集落実態調査の資料から鳥取全土の限界集落について調査。座談会から現地の人々の思いを分析。

ということを今後やっていきたいと考えています。そのためには、まず資料収集をしなければなりません。先生や先輩方にいただいた資料や書籍などを使っていきます。その他の必要な資料を的確に探し出せるのか心配です。これらを分析して、問題点や課題を話し合い、解決策を見つけていこうという流れです。
 また、板井原特産の沢庵「板井原ごうこ」をテーマとして、景観や土地利用についても調べていきたいと考えています。この大根は焼畑をして栽培されていたということや、板井原の代表的郷土食ということで特色のあるものです。大根というと、ただの野菜と思われてしまいそうですが、食文化にとどまらず、土地利用や景観の変遷を理解するのに欠かせない存在です。一度は作られなくなった時がありましたが、今では沢庵が復元されるという歴史も持っています。人びとの生活のさまざまな部分に関係しているのです。
 発表まであと5回しかないことが分かり、時間のたつ速さに驚いています。1月には発表の形がとれるように、ということなのでこれから忙しくなりそうです。前期のプロ研では、作る作業が主だったので、資料の分析など、私にとっては難しいことが続きそうです。
 板井原は、観光などによる人の出入りがあります。一方、中津では以前は紅葉などの観光により栄えた時がありますが、ある時を境に急激に減少しているそうです。それが何故なのか、観光を取り入れているという違いについても調べられたらいいなと思います。限界集落は悪いイメージに捉えられがちですが、外部からの影響が少ないので、すばらしい景観が保たれています。限界集落の持つすばらしい景観は、いつまでも残っていて欲しいと思います。

 最後に板井原と中津の地図をコピーしたのですが、うまくつながらない部分がありました。早速、課題が見つかったようでした。
 先輩方にはいろいろなアドバイスをいただき、本当に感謝しています。
 ありがとうございました。 (環境政策学科1年N.Y)



  1. 2008/11/30(日) 13:24:55|
  2. 景観|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:1
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コメント

「大根」に目をつけたのは大正解ですね。これまで指導してきた甲斐がありましたよ!
  1. 2008/11/30(日) 17:30:19 |
  2. URL |
  3. asax #90N4AH2A
  4. [ 編集]

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