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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

速報 第1回「文化的景観」研究会

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 12月8日、第1回「文化的景観」研究会を智頭町板井原の「火間土」にて開催しました。大学研究室から10名(及び研究室OBのチャックも!)、県教育委員会文化財課歴史遺産室から3名、智頭町教育委員会から1名、板井原集落保存会の有志6名が参加しました。加えて平澤毅主任研究員(奈良文化財研究所)を迎え、計22名のミニ・シンポジウムとなりました。研究会の主題「文化的景観」とはCultural Landscapeの訳語です。まだ日本では馴染みない用語かもしれません。もしかしたら世界遺産に登録された石見銀山遺跡や文化財保護法の「重要文化的景観」などでお聞きの方もいらっしゃるかもしれません。「文化的景観」の概念は世界遺産では1992年に、日本の文化財保護法では2004年に導入されました。平澤さんは文化財保護法に「文化的景観」を取り入れる際、文化庁に所属されており、法改正に関われていました。いわば「文化的景観」のプロです。

コメント0091 研究会は午後4時半から始まって9時にまで及びました。学生一人ひとりのプレゼンテーション発表後には、まず平澤さんからコメントをいただき、さらに他の参加者からも講評いただきました。発表は大学院や学部の中間報告会の内容を基にしましたが、教授からは調査の概要や成果、文化的景観の提案・計画を提示するなどバージョンアップするようにと指示されていました。このバージョンアップが迷走してしまい、理解しにくいものになっていたかもしれません。お互い練習やチェックをして発表に臨んでいれば、迷走を避けることができたと思います。この点は、非常に反省すべき点です。

 人が住んでいる場所には必ず「文化的景観」がある、という平澤さんのご指摘はとくに印象に残りました。人びとの生活や生業の変化に応じて景観は不断に変化しているから、「文化的景観」の保護は変化を凍結するのではなく、許容しているのが特徴である。そのため「文化的景観」は変化を許容する範囲、景観をどのようなモデルで維持していくかの指標が重要であることがみえてきました。また「文化的景観」の提案・計画するのであれば、制度をよく理解し、ガイドラインに沿って一定の区域を設定し、その区域の景観の意義を明文化していくことが必要不可欠であるのが見えたのが収穫ではないかと思っております。

 論文の提出締め切りまであと2ヶ月と迫っています。この研究会で得た収穫をぜひとも論文に活かしたいと思っています。(某大学院生)

大根01



 ひらちゃんからエアポート君に金一封が贈られました。もちろん、SOUKENJIコンペ受賞のお祝いです。二人は2007年ハロン湾調査の同朋であります。

金一封



  1. 2008/12/10(水) 12:56:13|
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