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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

第12回「限界集落」アンソロポロジー

起・承・転・結

 12月18日のプロジェクト研究2は、発表に向けてのまとめの作業をやり始めました。
 はじめに、先生とキム先輩を交え、どのように発表するのか話し合いました。限界集落の現状と歴史をよく知ることが大切だそうです。
 発表は「起承転結」で、4人それぞれが担当のパワーポイントを作ります。

 「起」: まず限界集落とは何かを説明します。今までに見てきた上板井原だけでなく、下板井原、中津、茗荷谷を限界集落の例として紹介したいと思います。今までにいただいた資料や、山間集落実態調査の資料をもとにまとめていこうと思っています。

 「承」: 板井原の立地、歴史、土地利用などを説明します。また、ゼンリン地図から板井原と中津の人口変遷を説明します。土地利用としては、主に「焼畑」を紹介します。ゼンリン地図から世帯数はわかったのですが、人口はわかっていません。キム先輩に、人口について調べられる資料が公文書館にあるも知れないと教えていただいたので、電話をして調べてもらっているところです。また、町史を使って歴史の概要を調べます。

 「転」: 板井原ごうこ(沢庵)の特殊性を紹介します。私たちは実際に板井原ごうこを食べたので、その感想だけでなく、「焼畑」との係わりについても触れたいです。先輩にいただいた航空写真から、焼畑が行われている場所がよくわかりました。写真は見てすぐにわかるので、どんどん使っていきたいです。

 「結」: 板井原住民との座談会研究会の記録を精査し、これから板井原はどういう方向に向かおうとしているのかを説明します。そこでずっと暮らしている人、都会を体験して帰ってきた人、はじめてこういうところで暮らす人、限界集落を勉強してきた私たちの意見を入れていこうと思います。年齢や今まで経験した生活などが、考えの違いに関わっていると思います。

 今日は、サブタイトルと誰がどこを担当するのかを決めました。サブタイトルは、「限界集落とは何か? 」です。タイトルは次回、決めることになりました。担当を決めた後、それぞれの作業になりました。月曜日に、ある程度はしなければならないこと考えていましたが、思うようにできないところもありました。
 発表まであと残りわずかです。1月からは発表の練習になるので、各自がパワーポイントを作っていかなければなりません。今まで実際に限界集落と呼ばれているところに出かけたり、その土地の特殊な漬物を食べさせていただいたので、その経験が生かせたらと思います。
 先生、先輩方、今日も私たちの指導をしていただいてありがとうございました。(環境政策学科1年N.Y)

  1. 2008/12/20(土) 11:19:17|
  2. 景観|
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  4. コメント:1
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コメント

全体タイトル

1年生と話していて、全体のタイトルは「幸せの黄色い沢庵 -限界集落アンソロポロジー」が良いと思いましたよ。本プロジェクトのタイトルが「限界集落アンソロポロジー」なので、この言葉はぜひ使ってくださいね。ちなみに、アンソロポロジー(anthropology)とは「人類学」のことです。とくにぼくは「文化人類学」を意識しています。地域の「文化」をフィールドワークによって解き明かしていこうという学問領域です。だから、副題は「限界集落の人類学」とか「限界集落の文化人類学」でもいいけれど、こちらは固すぎるかな・・・まぁ、またアイデアを聞かせてください。

  1. 2008/12/20(土) 09:42:28 |
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  3. asax #90N4AH2A
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