
20日(土)、数寄屋大工になって4年目の1期生、岡村が加藤家を訪れ、卒業研究でツノヤ縁の修復に取り組むピヴォら現役学生を
指導した。
とくに問題になっているのは、手摺りの真下にある大引の差し替えである。この方法はやっかいで、ピヴォはこれまで何度も池田住研を訪れて社長に意見を求め、もちろんその成果をゼミで報告してきたのだが、このまま学生だけで修復を進めてよいものかどうか、わたし自身迷っていたので、奈良で岡村に面会した際、加藤家の現場をみて欲しいと依頼したのであった。
当日、わたしは出張のため立ち会うことができなかったが、かわりに鳥取市教委の佐々木さんが立ち会ってくださって助かりました。この件、岡村くんにはお詫びするとともに、佐々木さんには深く感謝申し上げます。
なお、このプロジェクトは研究室がモットーとしている「セルフビルド&ゼロエミッション」を実践するものであり、材料費をゼロとすることを前提としています。長さ270cmの大引材を確保するのは大変なことで入手を諦めかけていましたが、池田住研から材を提供いただきました。この件についても、この場を借りて深謝申し上げます。
以上については、加藤家住宅ホームページ附属のブログ「
倭文日誌」にピヴォが詳細に記録を残しておりますので、ぜひともご参照ください。
・「大引の加工」については、
こちら をクリックしてください。
・「加藤家欄干修復現場検証会」については、
こちら をクリックしてください。
- 2008/12/23(火) 00:00:32|
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コメント:1
さきほど岡村から電話があってね。わたしと意見が一致したのはですね、大引を内法寸法にあわせてカットしまっているところが大問題。だって、両端に仕口が作れないでしょ。トイ以外に方法がない。困ったことです。あと、樋を作るべきだと岡村は言うので、わたしは竹を使おうかと述べたら、それが最善ですとのこと。ピヴォくん、樋ですよ、樋。岡村は年末にまた現場に来てくれます。学生諸君もがんばりましょう!
- 2008/12/23(火) 00:03:01 |
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- asax #90N4AH2A
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