先日、青谷町の尾崎家住宅を訪問したが、本日は湯梨浜町にある尾崎家住宅を訪れた。
鳥取県教育委員会の中原さんが尾崎家住宅に訪問するということだったので、それに同行させてもらうかたちで参加した。実は浅川先生を通じて、無理を言って同行させてもらったものでとても感謝しています。
尾崎家住宅は代々大庄屋を勤めてきたこともあり、その屋敷構は集落のなかで際立つ。一度、門前までは見に行ったことがあったのだが、屋敷内に入るのは初めてで、予想以上の規模だった。昨年、調査をおこなった河本家住宅に匹敵するのではないかと思われる。青谷町の尾崎家住宅も十分な規模をもつ民家だったのだが、やはり、重要文化財に匹敵する屋敷構にはかなわない。
また庭園(松圃園)が国指定名勝に指定されており、書院座敷と庭園が一体化した空間はやはり心地よく感じる。また手入れがちゃんと行き届いており、とても良い空間になっている。借景となっている山々も庭園の一部として、文化財に指定されており、人工物の全くない美しい景観を保持している。中原さんもおっしゃていたのですが、近頃、多く建設されている風力発電がこの山にも進出してくるのではないかと心配になった。このような景観はぜひ残していってほしいと思う。


同行を許してくださった中原さんと、おじゃまさせていただいたご主人・ご夫人には感謝しています。ありがとうございました。今後の調査等でご迷惑をかけるとは思いますが、その節はよろしくおねがいいたします。(ミヤモト)
- 2005/09/29(木) 17:14:10|
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