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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

レッド・クリフ

 本日未明、ようやく本文を脱稿した。目覚めると、島根のMくんからメールが入っていて、かれもまた原稿を書き上げ、推敲後、送信すると伝えてきた。この年末年始、わたしは依頼された原稿を書きながら、他の研究者に依頼した原稿を催促する立場にもあった。わたしもかれも、なんとか脱稿した。ダブルでホッとしている。
 まだ奈良に居るのだが、仕事も始まった。午後2時から三条通りのホテルFに足を運び、宮畑の復元模型を検討したのだ。竪穴住居はよい感じになっている。鍵を握っていたのは、正面側の棟持柱だが、柱痕が内側に傾いていた事実を知らされ、ほとんどすべての疑問が解消した。一方、4棟の掘立柱建物については、依然、暗中模索の状況。以前述べたように、掘立柱建物はすべて1間×1間の4本柱構造で、柱の直径が60~90㎝の一群と、25~40㎝の一群に大別できる。と思っていたのが、じつは直径90㎝の柱をもつ建物だけ平面が正方形に近く、直径25~60㎝の3棟は平面が長方形であって、この2群に分けて考えるべきだろう、というところまで枠組が変わってしまった。年度末を迎えてスイッチをリセットしてしまったようなもので、先が思いやられる(先は短いけれども)。

宮畑090105

 それにしても、我が家の外にでて活動するのは、いつ以来だろうか。年末年始はほとんど家に籠もっていたので、三条通りのにぎわいをとても新鮮に感じた。帰宅すると、娘とワイフが買い物にでかけるという。体を動かして気持ちよかったので、それを持続させようと、わたしもサティまでついていくことにした。そこで、イタリアン・レストランに入った。座席の横の壁に大きな鏡が貼ってあり、そこに映る自分の姿をみて「また太ったな」と悲しくなったが、ここのパスタや生ハムは美味しく、食欲が衰えることはない。エスプレッソを飲み、わたしは先に席を立った。娘とワイフは服を買いに行くというので、つきあう気にならない。わたしは食品を買うことにした。
 そこで突然「レッド・クリフ」が頭に浮かんだ。サティの4階には映画館がある。もしも「レッド・クリフ」が待ち時間なしで観られるようならみてしまおう、という衝動にかられ映画館まで上がっていくと、開演時間は6時10分となっている。時計をみた。6時9分だった。
 観るんじゃなかったな。1800円も払って観るほどの映画じゃありませんね。ちょっとおおがかかりなクンフー映画ってところでしょうか。金城武の笑顔がなければ、救いのない作品になっていたでしょう。金城武といえば、ここだけの話なんですが、年末に「K-20 怪人二十面相伝」も観てしまったのね。「怪人二十面相伝」は「レッド・クリフ」の100倍おもしろかったけれども、3日の夜、8チャンネルでみたキムタクの「ヒーロー」劇場版は「怪人二十面相伝」の100倍おもしろかったな・・・昨年は「ライアー・ゲーム」にはまってましたが、今年は「ヒーロー」シリーズをずっとみてたんです。それにひきかえ、6チャンの「必殺仕事人」スペシャルは、全然つまんなかったな・・・ミス・キャストですよ、ありゃ・・・まぁ、どうでもよいけどね。

 というわけで、今冬のロング・バケーションは終わりました。あした、鳥取に移動します。今夜は授業の準備をして、それから、青谷原稿の図版一覧を作成しますかね。
 仕事だ、仕事!!


  1. 2009/01/05(月) 21:22:38|
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