
年末におこなった
九州調査の最終日、新幹線の待ち時間に駅構内の古い居酒屋で時間をつぶしていて、カウンターの片隅に積み上げられていた缶詰に目を奪われた。「三陸沖取り さんまとハバネロ ハバネロトマト味」と缶に書いてある。たしか値段は350円前後だったはず(卸値は190円?)。ハバネロは、嘘かホントか知らないが、世界で一番辛い唐辛子だそうで、もともとサンマ好きのわたしはさっそく焼酎のアテに注文した。

レンジでチンではなく、たぶん缶ごとゆでたのだろう。真っ赤なトマト唐辛子スープの中にサンマの切り身が詰まって湯気がほくほくたつ一品を缶ごと皿にのせて、はいできあがり。
辛いが、美味い?? 美味いが、辛い・・・カウンター越しに訊ねると、小売り商品ではなく、販売元から取り寄せているという。さっそく、缶に記されている販売元を携帯に書き留めて送信しておいた。帰宅後、そのメールをみて、ただちにネットで検索したところ、「注文はメールで」とあり、その指示に従った。翌日返事があり、注文は年があけてからお願いしますとあるので、年あけに24缶注文し、代金を振り込んだ。それが、13日、大学に届いた。なぜ自宅ではなく、大学なのかというと、ワイフや娘が辛いの嫌いだからです。
で、この日、エアポートの
学生表彰があったわけです。運の強いヤツだ。表彰式のあと、さっそく祝賀会だということで、
グラッパに「さんまとハバネロ」で乾杯。トマト辛い味付けのサンマとグラッパの相性は抜群で、エアポートはむしゃむしゃ食べる。まわりの女子たちは「辛い、辛い」を連発し、某院生に至っては「苦手なんです」と言って箸もつけない。でも、エアポートはむしゃむしゃ食べ続ける。結果、6缶もあけたのです。ほとんどわたしとエアポートでたいらげてしまいましたよ。
「だって、ぼく韓国人なんだもん・・・」
と、エアポートはご満悦。
「えっ、モンゴル人じゃなかったの??」
とだれかが言った。
それにしても、ハバネロとグラッパの納まった胃袋はポカポカしてあったかい、というか、熱いんです。外は相も変わらず雪が降り続いて寒いのに、雪道を歩いてもお腹の中にアンカを抱えているようで、寒さが薄らぐのだからたいしたもんだ。

そうこうしているうちに、わたしはまた
籐のソファで眠りに落ちたのです。目覚めたら、お腹がおかしい。トイレに直行。あら、なつかしの
ゲーリー・ピーコックと申しましょうか、ヴォルケイノーと申しましょうか、・・・あんまりお尻が熱くてひりひりするので、演習室にいって学生たちに吹聴すると、エアポートは「ぼくもさっき行ってきました」と涼しい顔。
それから、二人ともさらに2回ずつ計3回、お化粧室のお世話になりました。
九州では、もう一つ美味しいものを仕入れておりましてね。これについても、いずれ紹介しますので。
- 2009/01/16(金) 14:20:37|
- 食文化|
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