やっぱり、ぼっこい・・・?? 常呂チャシ遺跡オホーツク文化住居9号(C期)の復元模型ですが、基本的な形は固まりつつあるものの、なかなか最終段階に踏み込めません。先の
宮畑遺跡模型検討会でも感じましたが、復元は難しいですね。
前回報告からの変更点としては、結局、ケツンニ状の4脚構造を1ヶ所だけ設置することにしました。また、板床の構造・デザインについては、加藤九祚『北東アジア民族学史の研究』という読み応えのある文献を教授からお借りして、ギリヤク族のトルィフの板床を参考に、ころばし根太を用いて復元しました。これにより、少しすっきりした印象になったと思います。

しかし、修正しなければならないところが、まだまだあります。入口側のせり出しに対して、背面側の出を抑えるという点や、サスと桁の上下関係の認識間違いを指摘されました。まだまだ、模型の完成度が甘いということを改めて感じました。ガード君が他ゼミのOさんから、「ぼっこい」(「雑」の意味?)と言われているのを見て、他人事とは思えなかったですし・・・。
図面の精度もあげなくてはいけません。これが、なかなか納得いかない。過去に先輩方が手がけられた復元住居の図面のレベルに追いつけない。やっぱり、先輩方はすごいなと思いながら日々、CADを操作しています。
ガード君と2年生が取り組んでいる御所野の復元は完成間近だそうです。それを隣で焦りながら、オホーツク復元住居模型のきりりとした姿を拝むことが出来るようにコツコツと作業を進めようと思います。(黒帯)
- 2009/01/23(金) 00:19:09|
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