
今日もまた昼食をダシにして喫茶「道」に入り、雀士と化した。連戦連敗。昭和のコンピュータ、恐るべし!・・・「
玄人のひとりごと(Ⅱ)」を書いた翌日、5連勝!という驚異的な記録を達成したのをピークにして、調子は下り坂に。ついに、今日は全敗、である。
大学に戻り、車をロータリーに沿って回転させていると、雨上がりの曇り空にあざやかな虹がみえた。駐車場でも、見知らぬ3名の女子学生が空をみていた。
「綺麗な虹だね」
と語りかけると、彼女たちは即座に答える。
「ふたつあるんですよ」

わたしは再び曇り空に目をむけた。ほんとうだ。鮮明にスペクトルを映し出す虹の手前にうっすらとした虹がかかっている。こんな現象をみたのは生まれて初めてだったから、郵便物をうけとった後、総務課の職員さんに「虹が二つもみえるよ!」とお知らせしたら、窓際に坐っていた幹部たちは、いっせいに立ち上がって振り返り、窓を開けて空をみあげた。
「違う、ちがいます。駐車場のほうからこちらを向かないとみえませんよ・・・」
その虹もまもなく消えてしまった。華の命は短くて、虹の命も短いの。なんて儚いの、この世界・・・だって、「
実体はない」んだもの・・・
イズラエル・カマカヴィヴォオレというハワイのミュージシャンをご存じでしょうか。体重が340キロもあったという方でして、1997年に48歳で亡くなられました。イズさんを一躍有名にしたのが「虹の彼方に Somewhere over the Rainbow」だったんですね。この、ウルトラ・スーパー・スタンダードの名演は数しれずありますが、この曲のカバーでスターダムにのし上がったミュージシャンはそう多くはないでしょう。素晴らしい声をしています。透き通っている、というのは、こういう声をいうんでしょうね。甲高いウクレレのコード・ストロークに透き通った歌声。虹の彼方の
浄土にあなたを連れっていってくれるでしょう。
- 2009/02/11(水) 10:57:37|
- 音楽|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0