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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

さらば我が愛しき模型(Ⅰ)

1020390.JPG

 春一番もふき、春の訪れがささやきはじめています。皆様いかがお過ごしでしょうか。就職活動に勤しんでいるお久しぶりのガードです!
 ついに、ついに完成した野田Ⅱ遺跡復元模型を岩手県の御所野縄文博物館におくることができました。その時のわたしの心と共に報告させていただきます。
 わたくしガードが3年後期を全て費やしたともいえる集大成、その名も「野田Ⅱ遺跡焼失住居復元」!(asalabでも何度か中間報告をさせていただいたので以前のものを読んでくださった方は知っていると思います) このたび無事すべての作業を完了することができました。皆様がたのお力添えなくしてできることではなく、とても感謝しています。
 図面や模型ですが、今まで竪穴住居という分野で作った事、考えた事がありませんでした。はじめはジャングルの草木を手でかき分けるように、時には猛獣に遭遇して遠回りをし、時には河を渡るために船を作り、幾度もの困難をしりぞけ、ようやく「完成」という名のゴールに辿り着いたのです。そして2年生諸君と狩人君が手伝ってくれた模型を、2月27日に無事宅配便に預けることができました。
模型を箱詰めにしている間、私はなんともいえない思いに心が落ち着きをなくしていました。

  「これはなぜだ!?」

 このときわたしは、きっとわかれるのが寂しいからだと思い始めていました。そして、無事、箱詰めも終え、宅配会社を待つだけとなりました。このとき、修復建築スタジオは、朝早い事もあり、わたし一人でした。刻々と迫りくる3年後期の集大成の別れ、いや我が愛しき模型との別れ。箱詰めの時よりも心がそわそわする。

門脇01別れ01模型01 そして、「ブーン、ブーン」、携帯電話のバイブ音がスタジオに鳴る。どうやら我が愛しき模型との別れの音楽のようだ。わたしはふと立ち上がり、愛しき模型を荷台に乗せスタジオの扉を開け進んだ。そのときわたしは宅配の車に別れの手を振るのは照れくさいと感じ、スタジオの前で愛しき模型にそっと告げた。
 
 そして、またわたしは歩き始めた。宅配会社の方に愛しき模型を預け、車が私の目の前から消えるまで見送る。その時なぜかすっきりした気持ちになった。きっとわたしはこの時を待ち望んでいたのであろう。そのために心が落ち着かなかったのだとわたしは核心した。子の旅立ちを喜ぶ親の気持ちに違いない。

 御所野縄文博物館の皆様わたくしガードの子とも言ってよい愛しき模型をどうぞよろしくお願いします。
 これで野田Ⅱ遺跡の報告を終わらさせていただきます。ご視聴ありがとうございました。(3年ガード)

門脇01別れ01模型02



  1. 2009/03/02(月) 21:38:54|
  2. 研究室|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:1
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お疲れ様でした!

半年間、よく頑張ってくれました。
毎年のように、竪穴住居の復元に挑戦する学生がいるのに、その学生はいつのまにか卒業していき、技術は継承されず、断絶してしまいます。今回もまた一から学び、よく耐え抜いてくれました!
 今年は東北、北海道から依頼があり、正直、完成に至ることができるのか不安でした・・・でも、後期から仲のよい3年生4兄弟ががんばってくれたおかげで、なんとかこなせました。これは修行だったと思ってください。4年になったら、新しいプロジェクトにチャレンジし、壮大な卒業研究として華を咲かせてもらいたいですね!
  1. 2009/03/02(月) 21:56:20 |
  2. URL |
  3. asax #90N4AH2A
  4. [ 編集]

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