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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

オホーツクの冬(Ⅰ)

サロマ湖01

 北海道の委員会では、黒帯くんが見事な発表をしてくれました。これについては、明日、くわしい報告があるのでおいといて、そのあとがいかんのね。

オードリー 出発前から不穏な動きがありましてね。その対処で、なんかもうヤになるくらい電話がかかってきたりしてたんですが、一つ良いこともあったんです。発表の前夜にオードリーに再会しちゃったの。でも、オードリーはがっくりしていた。だって、黒帯くんのマドンナはオードリーではなく、別の女子学生であることが判明し、居酒屋からその院生に某教員が電話して、告白してしまったのです。そのとき黒帯くんはホカノのようにモジモジしていて、わたしが「付き合ってくれませんか」と代弁したのですが、「心に決めた人がいますから」と一刀両断。これにオードリーははがっくりした、のではなくて、がっくりしたふりをしていただけなんです。なぜなら、オードリーの隣の隣には彼氏が坐っていたんだもん。で、彼氏に「どんなところでデートしてんの?」とか訊いたら、オードリーはヤな顔をした。

 翌日(6日)、黒帯くんの発表が終わって、みんなで昼ご飯を食べにいったんです。わたしは牡蠣どんぶりをたいらげた。じつはそんなことしてる場合ではなくて、わたしの乗る飛行機は午後1時発のJAL便だったんです。そういえば、JALを予約したような記憶もある・・・でもJALは搭乗日前日のメールをくれないんで、記憶の彼方に飛んでしまっていたんですね。で、飛行機も飛んでいってしまった・・・ちなみに、ANAはちゃんと搭乗日前日のメールをくれます。わたしは、そのメールを必ず携帯メールに転送するようにしていて、昨日も出発時間が15:05であることを確認していたのですが、その出発空港は「千歳」だったんですよ。
 ひっくりかえった。キャンセル料をJALとANAの両方に払って、結局、ANA4774便、同35便と乗り継いで、羽田経由で伊丹まで戻り、いま奈良なんです。

鶴雅02レストラン 遺失物に気付いたのは、ANA35便の機上でした。携帯の電池が切れたのが原因だったんですが、ブルーのメッシュバックがみつからない。3種類の電源から充電可能な優れもの充電器のほか、お気に入りの小物をいれている小さなバックがリュックサックから消えている。スカイブルーのメッシュバッグそのものももお気に入りの品でして・・・ホテルをでるとき、たしかにリュックに納めた記憶がある(ホテルには何度も電話して探してもらいましたよ)。そのあと、リュックを開いたのは女満別空港のANAとJALのカウンター前とX線チェックのときだけで、しかも前者ではリュックを黒帯くんに管理してもらっていたから、モノがなくなるはずはないのだけれど、ないのです。どこを探しても、どこに電話しても、ない。

 ひとつ、不思議な事件が途中でおきたんです。この日の午後はまさにブラックホールに吸い込まれたようだった。わたしは物忘れが激しいので、黒帯くんのお土産とわたしのお土産を同じ棚に納め、決して取り忘れないよう二人で確認したのです。客席は満席に近い。離陸後、伊丹に近づくにつれ、天候が悪くなって4774便は揺れが激しく、伊丹空港着が15分近く遅れることがあきらかになった。着陸時から35便の離陸まで20分しかなく、「伊丹行き35便に乗り換えのお客さまはドアの外に地上アテンダントがお待ちしておりますので、誘導に従ってください」という機内放送があり、気持ちに焦りが生まれたんだな・・・

鶴雅01室内 飛行機が停まり、安全ベルトを外して、棚をあけるとパンパン状態になっている。いちばん前にあった白い紙袋をとりおろし、前の席に坐っている黒帯くんに「君のか?」と確認すると、「違います」という。その奥にあったオレンジ色の紙袋を示すと「それです」とのことで、わたしは最初の紙袋をもって機外にでた。そのまま地上アテンダントの近くで、35便乗り換え客が集まるのを待っていたら、若い男性客がわたしのところにやってきて、「あっ、その土産物はわたしのです」と言ってもっていかれちゃった。わたしは飛行機のドア前まで戻り、客室乗務員に事情を伝えたのだが、6C席の棚に土産物はない、と言われ、呆然。そのまま地上アテンダントのもとに戻り、放心状態に陥っていたんですが、しばらくして客室乗務員が脱兎のごとく駆け寄ってきた。「座席におろしてありました」と言って、お土産袋をもってきたのです。
 その後、最短路を通って、トランジットのチェックをうけ、35便にボーディング。その後、まもなくブルーのメッシュバックがないことに気付いた次第。ほんと、わたしはブラックホールに吸い込まれていたような心境でした。

 思い出すのは、2006年の年末にマカオから帰国したとき、携帯電話を自動販売機の天井の上においたままにしたときのこと。家から自分の携帯に電話すると、ベルがリンリンなるのに、携帯はどこにあるのか分からない。1週間後に「みつかりました」という電話連絡をうけたとき、ほんと、自分に呆れてしまった。今回もそうであればよいですがね・・・

 まぁ、気持ちを切り替えるしかない。明後日からネパール出張でして、足りないものを買いにでかけようとしたら、電話あり。やった、遺失物発見!の報せかと一瞬喜んだわたしがバカでした。守山のキウリさんがやってくるそうです。最近、わたしにとってなにより「遺跡」がブラックホールになりつつあるので、またヤな予感がするのですが、仏のように接しませう。

鶴雅03ロビー


  1. 2009/03/07(土) 23:11:30|
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