
院生には学部生の学科表彰みたいなものはありません。式典では修了書を貰うのみでしたから、参加者のなかで一番冷ややかだったかもしれません。修了書の授与は院生から、しかも学籍番号の若い順からということで、私は最初に学位記をいただくことになってしまいました。名前を呼ばれたとき、かなり動揺しました。段取りなんて聞いてないので、一連の動作が不審だったと思います。もっと胸はって出ればよかったのですが、授与の際は猫背になっていたそうです。やはり私は小心者です。
式典後、とりぎん文化会館のフリースペースで3年生から花束を頂きました。花束のなかに寄せ書きが添えられていましたが、まだ読んでいません。ところで、3年生は胸に一眼レフのデジカメをかけていました。例の「
最終講義」で使い方を教えたので、ここで実践してくれたみたいです。このカメラを使い、毎年恒例行事の2階ホワイエで記念撮影を行ないました。たしか、3年前は座禅をしたり、2年前は片腕を突き出したりと趣向をこらしたはずですが、今年は無難な構図で撮り終えました。
私は2期生であり、学部に4年、修士課程で3年の7年間、鳥取環境大学に籍を置いていました。古狸です。それでも修了・卒業式では学部の同期の顔も何人か見かけました。挨拶をして、お互い「なんか恥ずかしいよね」と言葉を交わしました。やはり知った人が少ないとアウェーの雰囲気を感じます。加えて、学生証とデジカメを忘れてしまい、式典を充分に満喫できた覚えがないです。それでも楽しかったですし、最後によい想い出ができました。
私の勤務地は関東に決まり、頻繁に鳥取に来ることは叶わない距離になってしまいました。研究室では便利屋稼業みたいなことをしてきましたが、もう出来ません。それを少し淋しく思います。至らない部分が多く、そして、それを就職後に残してしまうかも知れませんが、お許しください。最後となりますが、私は先生方をはじめ、先輩・後輩などの仲間やいろいろな人に恵まれていた7年間だったと思います。ありがとうございます。(某大学院生、ホカノこと岡野 泰之)
- 2009/03/24(火) 00:09:22|
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今日、大学に戻りますが、もう岡野君に電話しても鳥取には居ないということがまだ信じられませんね。7年間、研究室を支えてくれてほんとうにありがとう。社会人として大成してくれることを心から祈っています。西垣くんにもよろしくお伝えください。
- 2009/03/24(火) 14:31:59 |
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