先日、無事に卒業式を迎えた。大学生活の4年間を振り返ると、あっという間だったという気もするし、そうではない4年という時間の重みも感じる。
大学に入学した1年目は、初めて親元を離れ鳥取で生活することやこれまでと違う学習スタイルに慣れることで精一杯だった。生活面においても学習面においても、自分自身のことをこれまで以上に自己管理する必要があり、とにかく1年目は初めてのことがたくさんあったように思う。特にその冬は雪がよく降り、大雪の日にはどうやって大学にいこうかと悩んだことをよく覚えている。雪がほとんど積もらないところで生活していたので、雪の中を頑張って自転車で走ったり、雪が積もった夜中に歩いて大学に作業をしに行ったりと、今考えるとなんであんなことしたんだろうと、笑えることもたくさんしてきた。
2年目、3年目は所属するサークルの部長を務めたり、しゃんしゃん祭に参加するための踊りを教えるリーダーをしたり、委員会に所属したりと、勉強だけでなく課外活動も盛んにおこなっていた。しかし、なんといっても研究室で3年の後期におこなった加藤家住宅のパンフレット作りが、強く印象に残っている。冊子の編集作業にレイアウト、加藤家住宅に関わる人にインタビューをしたりと、初めてづくしでてんてこ舞いになった。苦労はしたけれども、無事にパンフレットとして手元に届いたときは、「頑張った甲斐があったなぁ・・・」という思いと、「多くの人に協力してもらっていいものが出来てありがたいなぁ・・・」という感謝の気持ちが湧き起こった。2年目、3年目は特に人と出会い、幅広い交友が持てた2年間だったと思う。
4年目はもちろん、卒業研究にいそしんだ。夏には調査に出かけ、その後は調査内容をまとめたり文化的景観について勉強して知識を深め、そして最終的になんとか論文として完成した。その課程では、研究室のメンバーにいろいろな面で支えられたり、時には他の研究室の友達にもアドバイスをもらったり、と様々な人に協力をもらった。特に先生には、時には温かく時には厳しく指導していただき、様々な面で多大な恩恵をいただきました。ほんとうにありがとうございました。
いろんな人の協力やアドバイスがあったからこそ、こうやって無事に卒業が迎えられました。さらには、卒業論文の銀賞を受賞し、また成績優秀で表彰をいただき、環境デザイン学科の代表として壇上で学位を受け取ることができました。(ちなみに新聞にも載りました!)
これらは自分ひとりの頑張りではなく、先生や研究室のメンバー、多くの友達や私に関わってくれた人に支えられて、つかむことができました。ほんとうにありがとうございます!
これからは大学院。鳥取で5度目の春を迎え、また新しいスタートを切ることになる。正直なところでは、卒業した実感がなかなか湧かないし、多くの時間を一緒に過ごした友達と離れ離れになる実感も湧かない。それでも新たな時間は始まる。これからの2年間は就職した友達に負けないよう研究に励み、そして後輩をサポートできるようになっていきたい。
2年後にまた振り返るときがきたら、この4年間よりもっと充実した思い出がたくさん残っているように、「充実しすぎて2年間があっという間だった」と言えるように。(部長こと今城愛)
- 2009/03/27(金) 00:03:49|
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ご卒業おめでとうございます。大学4年間がとても充実していたそうで、羨ましいです。
これから、社会へ旅立つ人も大学院に行く人も、よりいっそうの活躍を期待しています。
ASALAB卒業の皆さん。
本当にお疲れ様でした。新たなスタート、頑張ってくださいね。
また、気が向いたらコメントさせていただきます。
- 2009/03/31(火) 02:37:04 |
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