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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

ギター

 さきほどまで報告書印刷代しかいただけない科研3年目の申請書類を書きながら、『ギター』というCDを聴いてました。ネットを彷徨っていて、たまたま『ギター』というタイトルのCDにであったんです。CDのタイトルが、

   『ギター』

ですよ。作者は戸張大輔という人。聞いたこともない方ですが、いくつかのレビューを読むと、「天才」と絶賛されており、アマゾンでも4つ★半か五つ★だった・・・ここまで高く評価されていて、『ギター』というタイトルのCDを買わないギターマニアは少ないのではないですかね??

 ジャケットのコピーはこんな調子です。

   戸張大輔:天才音楽家。山塚アイ氏がREMIX誌95ペスト・アルバムに
   「天才。古代の叡智を感じる」と選出した初作『ファンタジー』をはじめ
   自主カセットを数本制作、一部の注目を集めました。そのドリーミィな
   音楽は「NHK『ラジオ深夜便』を聞き終わった早朝聴いたんだけど全く
   違和感なかった」(豊田道倫氏、談)というように、スタンダードに成り立つ
   ものであり、「(アタウァルバ)ユバンキを感じた」(直枝政広氏、談)という
   ように、素朴ではあるが真に国際性を備えたものであります。

 悲しくなるような日本語の文章表現ですねぇ・・・インディオの伝説的レフティ音楽家、ユパンキはさておき、山塚某も豊田某も直枝某もわたしゃ知りません。とにもかくにも、この戸張という「天才音楽家」の音楽の良さがさっぱり分かんない。さんざん考古学に関わってきましたが、「古代の叡智」がいったいどこに流れているのか。ドリーミィってのはクリーミィではないだろうし、朝聴いて違和感がなければスタンダードで、ユパンキを感じたら国際的だというのは、どういう論理なのか。論理がないから天才なのか・・・いまは東国に行ってしまった某君を彷彿とさせてくれた点でこの文章に感謝しないといけないのかもしれません。

 『ギター』とほぼ同時に届いた細野晴臣『泰安洋行』、ティン・パン・アレイ『キャラメル・ママ』、マーカス・ミラー『シルバー・レイン』はいずれも素晴らしかった。細野さんはわたしにとっていまや高田渡の聖域に最も近づきつつある存在です。マーカス・ミラーはもともとそんなに好きじゃなかったんだけど、全世界を見渡してジェフ・ベックとサシで渡りあえるベーシストはM2ぐらいかな、と・・・あっ、そうか ベック vs 細野 も悪くないか、こっちのほうがおもしろいかもしれん・・・(余談ながら、「シルバーレイン」のボーカルはクラプトンです)

 どなたか戸張大輔という天才音楽家の素晴らしさをご教示いただけませんでしょうか。 


  1. 2009/04/24(金) 00:26:08|
  2. 音楽|
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