
初夏の風さわやかなころ、読者の皆様いかがお過ごしでしょうか。「立夏」という言葉がまさに相応しい、暖かく気持ちのいい日々が続きますね。木々の緑も生気が満ち、学内では半そで姿も見られるようになりました。行く春を惜しむ一方、もゆる新緑に心かきたてられる今日このごろです。

さて先日、加藤家のアトリエで魯班営造会社の入社式がおこなわれ、代表直々に辞令交付ならぬ名刺交付がなされましたが、実はASALAB院生もひそかに名刺を制作しておりました。遅くなりましたが、挨拶にかえて紹介させていただきます。なお、名刺のロゴは魯班営造会社と同じく「結び巴」を使い、カラーは二種類。ひとつは、魯班と同じ黄土色の和紙調厚口用紙で、歴史をイメージさせる丹土色のロゴを入れたパターン。またこれとは別に乳白色の同調の用紙に、自然をイメージさせる濃緑色の文字をほどよく盛り込みました。乳白色の名刺は一見「環境大学」を思わせますが、実はお札の透かし印刷のように、背景には「池田家墓所」の新緑の写真をうっすら入れています。歴史と自然のマッチングを狙ってみましたが…、どうでしょうか。
実際に手にしした方は、やや斜めから名刺をご覧ください、うっすらと背景に映る新緑の紅葉と石畳、燈籠を感じていただけたら幸いです。
また、時同じくして今年度の『2010大学案内 TUES』が発行されました。今年度より、学部の学科再編成がおこなわれ、カリキュラムも特徴あるものに変わりました。ASALABも大きく載っています。これについては、近々先生よりアップされますので、今回は大学院の記事のみアップさせていただきます。それにしても何で大学院の私の写真はメガネをはずしたものが要求されたのでしょうか。メガネをはずせばツブラナヒトミならぬツブッタヒトミ(細目)なのに・・・。あなわびし。

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大学院に入学して、はや1ヶ月。世界大恐慌は身近までせまり、企業の景気悪化から周辺では内定取消や自宅待機など、心痛める話が後をたちません。幸いにも大学院は、学部よりも充実した奨学金制度のおかげで、なんとかやりくりできています。しかしながら、奨学金は借りるお金。将来の返還義務は当然のことでありますが、これを苦に思うのではなく、今しか出来ないことや、将来に結実させるための準備段階として懸命に努力し、これが良い方向に進めば、高額な金額も気持ちよく返還できるかもしれません。
この大恐慌の中、凍えそうな冬でも、芽吹くための力をたくわえた新芽のように、将来、もゆる新緑の葉となるべく、今は努力する次第であります。(Mr.エアポート)
- 2009/05/12(火) 00:04:21|
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