
P1&P3「古民家のリサイクル‐カマド復元と蕎麦打ち‐」も第6回をむかえ、カマド復元の形も見えてきて、なかなか楽しくなってきました。1年生も大学生活に慣れ、緊張がほぐれてきたようです。
先週、エアポートさんバイク事故による離脱というアクシデントがありましたが、数日前より学校に顔を出すようになりました。かすり傷程度で済んだようで、ピンピンしています。無事で何より、と安心しました。バイクのほうは大怪我らしいですが…。ご愁傷様です。
さて、今回の活動内容は、先週のブログに予告したように、土台木枠の加工班と土台修復班の2班に分かれて行動しました。「土台木枠加工班」は学校の実験棟の広場、「土台修復班」は加藤家で作業をおこないました。今回の作業概要は以下になります。
土台木枠加工班 7名+ナオキさん ・2名が加藤家の床の下に置かれている角材を取って学校に持ってくる。
残りのメンバーは、設計図の詳細な説明を聞き、木枠を制作する手順を把握する。
また、H木材店よりお譲りいただいた角材(廃材)を木工・家具スタジオに断面が
60×100の長い角材の加工をしてもらえるようお願いする。
・加藤家の角材を取りに行ったメンバーと合流後、加工作業開始。
・まず、外側の枠を中心に制作し、完成した人はどんどん他の箇所を進めていく。
完成した箇所はその都度、組み合わせて調整していく。
土台修復班 6名+ピヴォさん ・前回修復接合した七輪の接着面を耐熱剤で覆う
・カマド本体の欠損部分を粘土で型取りする。
・前回の破壊実験によって叩き出された破片のうち、大きいパーツを元の部分に戻し、
小さなパーツは金槌などで細かく砕きモルタルやエポキシ樹脂に混ぜる。
・充填・接着剤の実験。床のひび割れなどの修復に適した方法を探るため、セメント、
砂を混ぜたモルタルと、細かいパーツを混ぜ合わせたエポキシ樹脂の2通りの
実験を行なう。
今回は「土台木枠班」に活動内容を報告していただきます。(黒猫)

「蟻形相欠き継ぎ」が難しい 土台木枠加工斑と土台修復班の2班に別れて作業しました。私たち1年は土台加工斑で、その中の私とMくんで加藤家に現在土台の下にある角材をとりに行きました。加藤家に車で行く途中、道に迷ってしまいました。しかし、なんとか加藤家に無事到着し、角材を車乗せて、学校へ急いで戻りました。僕たちが角材をとりに行っている間に他のメンバーは木工・家具スタジオでHさんにH木工店よりいただいた角材の加工をお願いしていたそうです。加工した部材は後日引き取ることになりました。
学校に戻った後、持ち帰った角材と共に実験棟近くの広場まで行き、残っていたメンバーと合流したあと、作業工程を先輩から聞きました。二人一組の4つの班に別れ作業を開始しました。「相欠き継ぎ」「留形相欠き継ぎ」「腰掛け蟻継ぎ」「蟻形相欠き継ぎ」の図面を見ながら悪戦苦闘をしつつも、なんとか加工しました。いろいろな加工をした中でも「蟻形相欠き継ぎ」が特に難しかったです。まだまだノコギリやノミ、トンカチの使い方が上手くいかないので、なかなか進まなくて苦労しました。
しかし、前回のプロ研の時に継手仕口の練習をしていたことと、優しい先輩方のサポートのおかげで素人ながらうまく加工できたと思います。来週以降、もっと道具の使い方が上手くなって、作業がサクサク進めば良いなと思います。(建築・環境デザイン学科 1年 T.N)

↑真剣に加工作業をする1年生+α
- 2009/05/24(日) 00:22:06|
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