
梅雨が間近になってきた今日この頃皆さんいかがお過ごしでしょうか。毎度お馴染みのガードです。先週に引き続き、プロジェクト研究1&3「古民家のリサイクル‐カマド復元と蕎麦打ち‐」の第7回(28日)について報告させていただきます。さて、今回も13講義室(↑)で全員に作業分担を説明し、前回に引き続き大学と加藤家に分かれて作業をおこないました。大学での作業は土台木枠加工、加藤家での作業は土台修復・床下補強・式台調査です。以下が各班の構成と活動概要です。
土台木枠加工班 学生7名+ナオキさん
①先週に引き続き木枠の加工を進める。少し遅れ気味なので急ピッチで作業をこなすこと。
「外枠→縦桟→横桟→残りの材」の順に制作。
②完成に近づいたら古色塗を開始
③来週、完成の予定だが、間に合わない状態であれば、別の日に集まり活動をする。
④ミーティング
土台修復班 学生2名+ピヴォさん
①ベニヤ板が框の内側に納まるよう切断する。
②土台の石を水平にする。
③モルタルを流し込む。
④1~2週間、養生する。
床下補強班 学生2名+エアポートさん
①失われた床板を廃材で制作し、置いてみる(釘打ちはしない)。
②床束を実測した高さに合わせて切断する(少し大きめにしておく)。
③礎石を設置。
④油圧式ジャッキで床を上げる
⑤上げたところで礎石の上に床束をのせ、いったんジャッキを降ろす。
⑥再びジャッキを上げ、床束を外す。
⑦床束に防腐処理・古色塗をほどこす
式台調査班 学生1名+部長さん
①加藤家座敷北側の縁に積み上げてある土間の式台部材を外にだしてみる。
②部材再利用の可否を検討する
③手が空いたら他の班の手伝いをする
今日は1年生のT君にキャンパスでの木枠制作活動について感想を述べてもらいます。(4年 ガード)

みんなの足を引っ張ってしまい・・・ はじめに、先輩に今後の流れと今日おこなう作業について説明を受けました。
自分は、先週に引き続き、土台木枠加工班になりました。さらに班の中で、留形相欠き接ぎ、蟻形相次き接ぎ、相次き接ぎ、腰掛け蟻継ぎという加工方法ごとに分かれて作業に取りかかりました。今日は、先週と比べて風もなく天候は、少し雨も降りましたが、やりやすい状況でよかったです。
カマドの土台木枠の制作作業は、少し遅れ気味となっていました。そのため速く正確に作業する必要があったにもかかわらず、何箇所か寸法など、大事な所でミスがちらほらと出てくるようになってくるようになってしまいました。ミスというのは、部材の寸法が足りなくなってしまったことです。時間もないので、ミスした部材に加工を施すよりも作り直したほうが良いという先輩の判断で、作り直すことになりました。これ以上、このようなミスが重なってしまうと先輩や加藤家班の人などに迷惑をかけるようになってしまい、作業もなかなか進まなくなってしまいます。みんなの足を引っ張ってしまうことになり、カマドの修復プロジェクトに遅れが生じてしまうので、次回の作業は、しっかり注意しながら、迅速に作業していきたいと思いました。(環境政策経営学科1年 T.A)
- 2009/06/01(月) 00:10:45|
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