
11日のカマド修復プロジェクトについて、今回は1年生2名に感想を述べてもらいます。
アクシデント連発! 今回は先週完成した土台木枠を土台の下にはめ込む作業とカマドの土台を設置する作業を行いました。はじめにモルタルで埋めたところが白くなっていて不自然なのでガスバーナーでそこを焼き、色を変える作業を行いました。しかし、色は変わりませんでした。次にカマド土台を壊さないように慎重に持ち上げてベニヤ板を剥がして木枠にはめ込む作業を行いました。しかし、土台はかなり重く、簡単には持ち上げてはめる事が出来ませんでした。そこで、どのようにしたら簡単にはめ込む事が出来るか、教授を含め土台設置班で検討しました。検討の結果、ベニヤ板と鉄製の看板を土台の下に敷いて持ち上げ、土台木枠の上に置き、看板とベニヤ板を土台を持ち上げて抜いていくことになりました。土台を土台木枠にはめ込もうとしてみると、木枠の寸法がギリギリで上手くはまりません。そこで木とカナズチを使い土台をたたきながら調整をこころみました。しかし、なかなか上手くいかず、土台だけ動かなくて大変でした。ここで問題が発生しました。無理やりはめ込み作業をやっていったせいか、途中で土台にひびが入ってしまいました。この問題はカマド本体接合班のセメントペーストを使ってヒビ割れ部分を塗り直すことで解決しました。
この作業が終わったところで新たな問題が発生しました。土間の板間を支えていた部材が外れてしまい、土台の重さに耐えれない状況になりました。すぐに土台と木枠を土間におろし、一旦休憩にはいりました。休憩の時に蕎麦について1年生が発表し、その後、今後のスケジュールについて1・2年生でミーティングしました。その結果、来週までに発表のための目次を作ってくることになりました。
今回の作業はいろいろ問題が発生し困難が多く大変でした。(建築・環境デザイン学科1年 N.T/カマド土台設置班)

↑バーナーで焼いたが、モルタルの古色化は失敗!
モルタル接合剤は多めに! カマド復元班、カマド土台設置班、建具実測調査班の3班に分かれて作業を行いました。私達カマド復元班は先輩達の力を借りながらセメントペースト、モルタルの2種類を使い、カマド本体の割れてしまっている部分の接合を進めました。最初に接合剤となるセメントペーストとモルタルを製作しました。主にセメントペーストはひび割れなどを接合する際に用い、モルタルは欠損が激しい箇所に用います。モルタルはセメントと砂を1:2の割合で混ぜ色を均等にし、そして水を少しずつ加えながらさらに混ぜ合わせ粘土状にします。セメントペーストは適量のセメントに水を少しずつ加えながら混ぜ合わせペースト状にしたものを用います。このとき使用した100均ゴム手袋(サイズL)はすぐ破れてしまい、使い物になりませんでした。接合の際は接合する面と面を水で濡らし一方の面にセメントペーストかモルタルを盛りもう、一方の面を上から重ねて接合していきました。その作業でセメントペーストを盛る際、盛る量が足りずうまく接合する事ができなかったため、何度かやり直しました。盛る量は少し多めぐらいで接合する際に間から少しはみ出る程度が良かったようです。この時、はみ出した部分は濡れタオルなどできれいに拭き取りました。あとは、ずれがないように接合させるため上から重石をのせ、乾いて固まるのを待つだけです。この接合作業を4つのパーツでおこないました。モルタルやセメントペーストを混ぜ合わせるのには意外と力が要り、なかなかの疲労感でした。来週は作業をスムーズに出来るように頑張りたいです。(環境マネジメント学科1年 M.S/カマド復元班)
- 2009/06/17(水) 00:15:41|
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