
25日プロ研の1年生の感想です。
カマドの石は熱くならない・・・ 今日、自分達は、カマドに火を付ける作業をしました。まず、カマドの中に廃材や木くずをつめていきました。そしていざ火を点けようとした時、部長さんが「それでは、燃えづらい」と指摘されました。自分は部長さんの指摘を聞き、こう言ったものにはやはり炭がかなり必要なんだと思いました。
しかし炭があるからと言ってすぐに火が点くものではなく、火の傾き方や炭の大きさ、ほかにも団扇を使った空気の伝え方、などいろいろな要素を考えていないとすぐに火が消えてしまいます。
また、燃えている炭のまわりに鉄網を置き、その上に弥生土器をのせた時に炭の火が消えないように団扇で扇がなければなりません。扇ぐことに集中するばかり、土器が傾いてしまった時に目を向けていないと土器が倒れて中身がこぼれていまいます。これらのことに気をつけないといけないので思っていた以上に大変だと感じました。
この日の作業で驚いたのは、カマドに火をくべてもまわりの石が熱くならなかったことです。
今はガスや電気ですぐに火熱を発生できますが、昔の人は、今日自分達がしたように炭などに火を付けて時間をかけ、そしてご飯を炊いたりしているという事を考えると大変だっただろうと思いますが、昔の人はもっと要領が良かったのでしょうね。(カマド火入れ班:環境政策学科1年 A.T)

そば湯でつくる古代米リゾット 古代米班はカマドで古代米を炊くということで弥生土器を使い、古代米を炊きました。米の分量は白米を8割、古代米を2割混ぜることになっているので、ハカリを使い白米を400g、古代米を100g準備し、混ぜ合わせました。混ぜ米をプラスチックの笊でかるく丁寧に洗いました。
洗い終わった米を土器の中に入れました。入れる時に笊の目が大きく、米を土器の中に入れるのに難航しました。いろいろ試行錯誤して時間は掛りましたが、なんとか米を土器の中に入れる事に成功しました。米と水の割合は米1割に対して水6割で作ろうと思いました。しかし、土器の中に水を2割の1000g入れた時にもう土器の半分ぐらいまで水が来ていてとても6割水を入れる事ができないので、水は2割半となりました。
米と水の入った土器をカマドに置き、ふたをして1時間待つことにしました。カマドの火が弱く、うまく炊けるのか心配になりました。1時間くらい経ち、出来上がった古代米を食べてみました。味らしい味はほとんどなく、餅のようにべたべたしていました。そこで、リゾットに作りなおそうということになり、おたま2杯くらいの蕎麦湯を注いでから麺つゆで少し味を付けしました。これで、ずいぶん食べやすくなりました。弥生土器を使い、カマドで古代米を炊くなんて、なかなか出来ない体験ができて良かったと思います。(古代米班:建築・環境デザイン学科1年 N.T)
打ち粉は中力粉で! カマドと土台の修復活動はすでに終了していたので、今日は主にソバ作りと古代米の調理でした。僕は、ソバ作り担当で先輩と活動しました。ソバ作りは初めてのことだったので、先輩と僕は困惑しながら少しずつ進めていきました。まず最初は、蕎麦殻を砕く事からはじめました。しかし、すり鉢でもミキサーでも砕けず全然ダメでした。なので、出雲風の黒いソバは断念しました。十割ソバも熱湯を使わないといけなかったので、今回は断念しました。
ソバ作りの道具は先輩がホームセンターで買ってきてくれたので、道具には困らずに進める事ができました。いざ、ボールに小麦粉とエアポートさんが買ってきてくれたソバ粉と水を加えて混ぜていきました。説明書を見ながらやっていけば上手くいくと考えていましたが、自分の考えが甘かった。水を少しずつ加えながら細かくこねていくはずでしたが、持ってきた小麦粉が中力粉ではなく薄力粉だったせいか上手くこねる事ができず本当に難航しました。とてもネバネバしてきて手にいっぱいひっつきました。なんとかこねていきまとめていきました。その後は、またまた初めての打ち棒挑戦でした。形を整えながら正方形にしていくことが目標でしたが、やはり上手くいかず楕円状になりいびつになるという結果でした。
最後に、当て木がなかったのでDVDを代用して出来るだけ細く切るように心掛けながら切っていきました。打ち粉が少なかったようで、本体がひっついたままでした。遂に、ソバを湯がいてみました。案の定、ひっついたソバはそのまま茹であがり、味は最悪でした。今まで食べたソバの中で一番おいしくなかった。次は、改善点をもとにおいしいソバが作れたらやった甲斐があると思います。次の時間は、学年毎にソバ作りをすることになったので、ちゃんと作り方を確認していいソバを作りたい。(そば練習班:環境マネジメント学科1年 H.R)
- 2009/07/01(水) 12:40:04|
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