
6月26日(金)の夕方5時半から7時まで、アソックス対スローソックスの第1戦がおこなわれた。この夕刻、タクオは不在だった。轟君が「タクオさんは足が痛くて今日はサッカーできないって言ってました」というので、みなそれを信じ、わたしも「出雲か広島に行ったのだろう」と思った。いずれにしても、スローソックスから心臓が消えた。メンバーは以下のとおり。
Aソックス: わたし、黒帯、黒猫、武内
Sソックス: エアポート、ガード、アシガル、轟
前半開始早々、Aソックスの武内があっさり先取点を決めた。その後、まもなくわたしが2点目をゲット。駐車場サッカーにおける、わたしの初得点であった。あっさり2-0となって気がゆるんだのか、しばらくして2-2まで追いつかれたが、同点後ほどなくして黒猫が1点取り、さらにわたしが右のインサイドで速いシュートを決めて4-2となった。ここで前半修了。
ハーフタイムで、わたしはAソックスのメンバーに後半の戦術を授けた。前々から思っていたのだが、ダイレクトシュート・システムではポストシュートが有効であり、わたし自身がトップに陣取ることにした。もちろんシュートしたいからトップにあがるのではない。パスの出し手にワンツーからのダイレクトシュートを打させるアシスト役になることにしたのだ。
後半に入っていきなりこの作戦を試みるチャンスが訪れた。センターライン付近でボールを奪った黒帯が斜め30度の位置からわたしにパス。わたしは、そのボールの威力を緩めながらサイドにはたき、黒帯が右足でダイレクト・シュート! ゴールにはならなかったが、思い通りの攻撃ができるという確信をいだいたその直後、Sソックスの面々から「ドリブルシュートをみとめてください!」という声があがり、最初は二人だけ許可したのだが、膠着状態が続くので、まもなく4人全員にドリブルシュートをみとめた。こうなると、Aソックスは防戦一方・・・ドリブルシュート可能の場合、FWがゴール前に一人いるだけで脅威であり、少なくとも2名のディフェンスを貼り付けなければならない。わたしはトップのポジションを諦め、定席のリベロに戻るしかなかった。
6時45分ころ、エアポートのクリアがゴール前に待ちかまえていたガードの頭を摺り、そのままゴールラインに落ちて、ついに膠着状態が崩れ、4-3に追いつかれた。しかし、Sソックスは攻め疲れからカウンターをくらい、ゴール前でどフリーとなった黒猫・武内の2トップにボールが渡って、最後は武内が冷静にこの日2点めを決め、5-3。これで勝敗が決した。
試合後、いつものとおり、南海飯店に行くことになり、1階に降りると、タクオが校内にいることが判明した。訊けば、
「足が痛いのはたしかですが、できないことはなかった。なんで呼びに来ないのだろう
と思ってました・・・」
とのこと。そして、初戦の結果を聞き、「情けない」の一言。それを聞いたガードとアシガルは「すいません」と言葉をそろえた。
この日は1時間半におよぶ長丁場のゲームで、まさにスローサッカーそのものの展開。後半になってボール・コントロールの精度は落ちたけれども、やはり持久力はわたしのほうが学生(の大半)を上まわっていた。そういえば、久しぶりに参加したエアポートも、どうやら走り込んでいるらしく、
前回のようなへなへなぶりはみせなかったが、朝青龍を思わせる荒っぽいプレーで黒帯を苦しめた(
オープンキャンパスのガードほどではない)。「削れ!」ではなく、「そげ、そげ!」とつぶやく小声が不気味に夕暮れの駐車場に木霊した。終了間際、ついに自軍ゴール前で黒帯をぶっとばし、ファウル!の判定。もちろん、Aソックスのフリーキックである。ただし、駐車場ミニサッカーにおけるフリーキックはすべて間接フリーキックであり、直接ゴールは狙えない。そこで、黒帯のワンタッチからわたしが思い切りインフロント気味の強い低空シュートで、ゴール前にいるエアポートの下腹部を狙ったところ、少しコースが外れてボールは轟にズドン!
女性には理解できない痛みを与えてしまった。ごめんさない。
- 2009/07/05(日) 00:00:48|
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