芋煮 ランチタイム 今回のプロジェクトは「修理・修復こそが活用である」という特異なスタンスを強調していますが、じつは公開ワークショップにはもう一つの「活用」が隠されていました。
前期に復原した石造カマドで芋煮をしたのです。メイン・シェフは部長、サポートはTO.YOさんほか3年生と・・・アシガルもやってたな・・・レシピは詳しく知りませんが、里芋、白ネギ、キノコたくさんの具材はほぼ同じにして、「鳥肉+醤油」味と「豚肉+味噌」味の2種類をじっくり煮込んだんです。
それでですね、「鳥肉+醤油」味がおそろしく美味しいの。「この味はなんだ!」というぐらいのコクがあって、豚汁風の「豚肉+味噌」味もももちろんわるくはないのだけれども、ちょっとラベルが違うっていうぐらいの高尚な味に仕上がってました。
12時から昼食タイム。天気は快晴。みんな杉苔の庭にでて、縁側やら式台やら庭石に坐って、白いご飯に芋煮と漬物に舌鼓を打ちました。天気は最高、雰囲気も最高、味も最高で、いうことなかったなぁ・・・この昼食会だけでも十分「文化財建造物の活用」になってますよね。経費も格安です。たぶん昼食時には30人ぐらいいたでしょうから、お弁当を頼んだら2万円ぐらいかかったでしょうが、芋煮だと全食材あわせて数千円で足りてしまいますね。
うん、大成功だ。またこんど「鳥肉+醤油」味の芋煮をイロリでやりませう!
今回のイベントでは、大学から折り畳み式のテーブルを数台借りてきたんですが、そのテーブルを杉苔の庭に出して、食器やお鍋を並べるだけで、すばらしい屋外のレストランになることが分かった点も大きいね。ワークショップ最後の講評会でも、また杉苔の庭にテーブルを出して飲料やマイクを並べて、講評後にみんながお茶とお菓子をいただきました。あれもまた効果的でした。
さてさて、これで連載が終わったわけじゃありませんよ。明日は明石高専軍団が大活躍した襖表装張り替えをレポートしますので。(続)
ランチタイムの楽しい写真を数枚掲載しておきます。
- 2009/10/22(木) 00:09:34|
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