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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

古材倉庫から素屋根へのリサイクル

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 10月27日(火)~28日(水)の2日間、古材倉庫の骨組から解体された単管パイプとクランプ、木材をリサイクルして、裏木戸施工のための素屋根を架設しました。

暗雲の一日

 27日は午前中に古材倉庫跡から単管パイプ、クランプ、木材をナオキさんの家の2トントラックをお借りして加藤家住宅に運ぶことにしました。この時、ナオキさんのお父さんも応援に来て下さいました。トラックに積みあげるのは簡単ですが、単管パイプと木材を動かないようにロープで固定するのは結構やっかいです。私は、単管や木材にロープをぐるぐる巻きつければ大丈夫だと思っていましたが、ピヴォさんとナオキさんのお父さんは違っていました。手馴れた感じでクイクイっと結んでいきます。私がみたことのない結び方です。お二人の話では、この方法だと普通より力を入れずにきつく縛ることができるそうです。この結び方を教わり、早速実践してみたのですが、なかなか上手くいかず、少し時間がかかってしまいました。これが出来ないと職人はトラックに乗せてもらえないそうです。部材の積み上げと固定作業も無事終わり、すぐさま加藤家住宅に運びトラックから材を降ろしました。
 この日は天気が悪く、雨が降ったりやんだりの繰り返しで、時に激しい雨に見舞われることもありました。積み下ろしの際は幸運にも雨が降らず、迅速に作業して、無事降ろすことができました。この後、昼休憩をはさみ素屋根の建設に取り掛かりました。まもなく、先生の居ないゼミがはじまり、学生・院生が続々やってきました。みんなに協力してもらい、建設スタート!。
 素屋根はすぐに出来ると踏んでいました。しかし、いくつもの試練が私達を襲いました。

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 まず初めに、単管パイプを建てる位置に「しるし」を付け掘削を始めました。素屋根の柱を固定するための「添束」として機能する単管パイプの基礎となる穴です。最初はスムーズに掘削できていたのですが、石垣の上の箇所に取り掛かると事件が発生! 予定していた位置を掘ってみると石垣を固定しているモルタルが掘削の妨げに。これで私はパニックになってしまい思考がスットプ。悪いことは続き、急に激しい雨が降り始め作業も中断。そのあいだ、エアポートさんにチェックしていただいたのですが、「これじゃだめだよ」と言われてしまいました。実施設計図をもっと煮詰めておかなければならなかったと改めて反省しきり・・・チェック後に雨もやみ作業再開。問題になった掘削位置を少しずらす事で解決と思いきや、ずらした位置にもモルタルが・・・。さらに位置をずらし、3度目の正直で無事掘削完了。時間がかなりおしていたので、すぐさまクランプの取り付けに。しかし、この頃になると辺りが暗くなり、作業の終わりが近づいていました。ここから急ピッチでアシガル君、武内君の力を借り何とかクランプの取り付け、2本の柱の設置が完了。残りの作業を明日に残して、この日はお開き。

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光明の一日

 翌朝早くから魯班の先輩お二人と黒猫君、ガードが集まり素屋根の建設を進めました。この日は、前日の続きで柱をたてる事から始めました。前日とは打ってかわって天気も良好、作業は迅速に進んでいきました。柱を立て終わり、垂木、小舞を針金で固定。お昼には素屋根の骨組みが姿を現しました。

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 昼食後、黒猫君が他の仕事に移り、素屋根のトタンの取り付けはピヴォさん、ナオキさん、ガードの3人で担当。屋根の葺材であるトタンを取り付けるため、ナオキさんと私は素屋根の骨組に上らなければならない。ナオキさんはすんなり上ったが、私は体重が少し気になる。恐る恐る上ると・・・思った以上に骨組がしっかりしており、私が上がっても十分荷重を支持できていた。ホッと安心した私はトタンをどんどん取り付けていった。ピヴォさん、ナオキさん、ガードのコンビネーションで素早くトタンの取り付けが完了した。最後に横からの力に弱いんじゃないかと危惧したナオキさんと私で柱に支えを取り付け素屋根が完成。
 これで本日の仕事が完了といきたいところだが、緊急に話し合わなければならない事件が起きていた。じつは、古材倉庫の撤去が完璧に終わっていなかったのだ。前日にピヴォさん、ナオキさん、黒猫君、ガードの4人で古材倉庫跡の最後の草刈りに取りかかった。やっぱり、敷地をお返しするのだから、「飛ぶ鳥あとを濁さず」の心境だったのです。ところが、そのとき雑草の中から木材が出てきたのだ。これを見て4人は愕然。電話で教授に相談し、教授は池田住研さんや土地所有者さんともお話したようですが、これらの古材(の一部)は切断した上、新築した素屋根の下で乾燥させ、加藤家のイロリやカマドの薪にリサイクルすることになった。早速の活躍に素屋根も喜んでいるだろう。明日(29日)から取り掛かかり、今度こそ古材倉庫の撤去を完璧に終えたいです。
 最後に、ナオキさんのお父さんお忙しい中、本当にありがとうございました。(ガード)

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                   素屋根完成

  1. 2009/11/01(日) 00:41:34|
  2. 建築|
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