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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

国際シンポ「大山・隠岐・三徳山 -山岳信仰と文化的景観」予報(その3)

大森ポスター02圧縮


仮チラシを作成、配布しました!

 公立埋文協の前日、わたしは突如、「大山・隠岐・三徳山 -山岳信仰と文化的景観」シンポの仮チラシの作成を轟くんに依頼しました。県内外の埋蔵文化財関係者が一同に集まる会ですからね、広報効果は十分あるだろうと思った次第です。
 もっと簡単なもので良いと思ったのですが、轟くんは凝ったデザインにしてくれました。凝るのは良いのですが、凝り始めるとわたしのチェックも厳しくなります。結果、ずいぶん時間がかかってしまいました。しかし、配布の効果は十分ありましたよ。

 懇親会の席で会長さん(Y県埋蔵文化財センター長)が「富士山」の話題をもちだされたのです。富士山は自然遺産として世界遺産に登録されてもおかしくないと思いますよね。しかし、その思惑は却下されたのだそうです。ユネスコがどうのこうのという以前に、環境省が「管理できない」との理由からゴーサインを出さなかった。そこで文化遺産に切り替えた。そうなると、当然のことながら、「山岳信仰」がテーマになってきますが、正直なところ、もう一つピンと来ませんねぇ・・・とはいうもの、なんといっても「富士山」は日本の代名詞ですから、すでに「暫定リスト」入りしています。
 もう一人、旧友のF県埋蔵文化財センター長Yさんは「白山」をもちだされました。 こちらは悪戦苦闘中でして、石川・福井・岐阜3県と白山・勝山・郡上3市が連名で提案した「霊峰白山と山麓の文化的景観」はすでに2度暫定リスト入りを見送られています。どうしても、既登録の「紀伊山地の霊場と参詣道」との類似性がネックになってしまうようですね。同じ問題は山形の「出羽三山」(月山・湯殿山・羽黒山)も抱えているところです。
 こういう日本全体の動向をみるにつけ、鳥取県が「三徳山」単独で世界文化遺産の暫定リスト入りをめざすのはやや無謀、なんて書いたら叱られるかな・・・今回のシンポジウムでは枠組を大きくひろげて「大山・隠岐・三徳山」としていますが、このエリアの文化遺産すべてをもってしても楽なことでは決してありません。さて、どう動くべきか・・・
 
 話題をチラシに戻しますが、今回、轟くんが作成してくれた案をたたき台にして、まずはポスターづくりから始めますので。ポスターはなんとか12月中に刷り上げたい。チラシのほうは見開き4ページの予稿集を兼ねていますから、もう少し時間がかかるかもしれません。
 でも、急がないとね。

大森チラシ(仮)
↑クリックすると、拡大表示されます。

  1. 2009/11/25(水) 00:00:48|
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