修復完了! 年末のある日、levanteからメールが入った。ついにVANギターの修復が完了したというメールです。ほんとうにお疲れさまでした。ありがとうございます。
前回に続く修復のプロセスをここに転載させていただきます。あとはどこでどうして受け渡しするかですね。いちばん可能性が高いのは2月か3月に開催されるという六弦倶楽部の第13回練習会ですが、そうなると、練習会のための練習にVANギターを使えませんね。ちょっと考えさせてください。
----- Original Message -----
Sent: Tuesday, December 15, 2009 10:34 PM
Subject: Re: その後の進捗状況
>(略)
> とりあえず5Fの塗装を剥いでみました。
> 予想に反し、ずっと黒いままで、どうやら元から黒色系の塗装
> がされていたようです。
> 指板は画像にあるようにありえない方向に木目があります。^^;
> また、ポジションの貝は大変薄い物で、以前の塗装層の上にの
> せられていたような感じでした。マークの痕跡は確認できませ
> んでしたので、白くドットが塗装されていたんじゃないかと思
> われます。
> 従って、塗装はこのままの状態で補修してお返しすることにな
> ると思います。
> 飛ばしたポジションは、メキシコ貝の同径(8ミリ)のものを
> 手配しましたので、5Fだけ少しグレードが上がると思います。
> 塗装は、ラッカーだとばかり思っていましたが、塗装はがし液
> でもアルコールでも溶けませんでした。
> 光沢からしておそらくエナメルだと思われます。
> 一応そのような塗料で補修します。

↑↓エナメルの再塗装


----- Original Message -----
Sent: Sunday, December 20, 2009 12:57 AM
Subject: 完了しました
> (略)
>
> 5Fを塗装確認のために剥いだので、塗装を復元する必要があ
> り、水性エナメルで塗装後インレイを戻しています。
> 元々付けられていたかも定かではありませんが、付いていたの
> は0.2ミリほどで下に白い裏打ちがしてある薄貝でした。
> 今回は1ミリ以上ある厚いものを用意しましたので、それなり
> に掘らないとインレイが入りません(↑)。
> タイトボンドにエナメルを混ぜて黒くして隙間を埋めるのと接
> 着の両方の役目を持たせています。
> クリアは何を使おうかと思ったのですが、ラッカーを狭い部屋
> で使うと体に良くありませんので、セラックで誤魔化していま
> す。^^;
> もっとも説明しなければ分からないとは思いますが・・・。
> その関係で5Fをアルコールで拭くと溶けてきますから、気を
> つけてください。
> また、白くなったところを筆ペンで染めましたので、濡れた手
> などで触ると、黒くなるかもしれません。
> ナットは形状を修正して付けてみたところ、ギリギリ高さが足
> りましたので、そのままとしています。(形状の修正はしまし
> た。)
> ペグは一度外してクリーニングと注油がしてあります。
> 2弦のペグが渋いですね。使えないほどではもちろんないです
> が、多用されるようであればゴトーか何かに交換されたら良い
> と思います。ストリングホールも2つあって特殊ながら使いに
> くいですしね。^^;
>

↑フレットの養生

↑↓ナットの再設置
- 2010/01/06(水) 00:00:19|
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コメント:2
ケースが無いので何ですが、送付先をご指示いただけば、宅急便で送りますよ。^^
ずっとレギュラー・チューニングで様子を見ていますが、変化は無いようです。
12F6弦2.7ミリ、1弦2.2ミリ程度とこの手としては異常に弾きやすくなっています。
- 2010/01/05(火) 21:59:28 |
- URL |
- よしだ #-
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新年あけましておめでとうございます。
ギターの修復、ほんとうにありがとうございました。
受け渡しの詳細については、メールでご連絡いたしますので、
少々お待ちください。
今年もよろしくお願い申し上げます。
- 2010/01/05(火) 23:06:20 |
- URL |
- asax #90N4AH2A
- [ 編集]