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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

加藤家裏木戸の部材加工(Ⅱ)-年初篇

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さおびきどっこ(Ⅲ)

 2010年1月6日(水)。年初の初仕事です。7日・8日はまだ角ノミをお借りできないので、角ノミで削った箇所の調整に専従しました。まずは控柱の貫穴から。簡単にできるかと思われましたが、意外に難しく、角ノミで削った面を綺麗に仕上げることはできるものの、貫を実際に通そうとして作業が難航。なんと6日丸一日をかけて控柱の調整しかできませんでした。これには私たちも驚きでした。続く7日(木)は主柱の調整。前日に比べ作業に慣れてきていて、調整はスムーズに進み、腕木・貫の接合する主柱の仕口を終えることができました。主柱と控柱に貫を通してみると、かなりの達成感があり、感無量です。
 8日(金)。再び角ノミをN先生からお借りし、翌9日(土)で大体の加工を終わらせることにしました。「年内仮組完成」のスローガンに失敗していたので、少し不安を覚えながらも、加工のラストスパート!です。この2日間の課題は、かの宿敵「竿引独鈷(さおびきどっこ)」。一度試作しているのですが、やはり難しいし、時間がかかります。数も多く、かなりの難敵です。しかし、今回は秘密兵器角ノミが私達のもとにはあります。これを使えば、竿引独鈷も恐るに足らず! そして、いざ開戦。私が竿引独鈷の木材を角ノミで削っていきます。その間、ナオキさんが角ノミでは加工できない箇所をノコギリとノミで削っていきます。
 さすが、竿引独鈷、他の部材に比べて時間がかかります。8日だけでは完成しませんでした。翌9日(土)、最後の力を振り絞り竿引独鈷を刻む二人・・・徐々に姿をあらわす竿引独鈷・・・・・そして遂に完成!
 来週からは仮組のための調整に移行します。少しずつではありますが、完成が見えてきました。仮組竣工に向けて頑張っていきたいと思います。(ガード)

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  1. 2010/01/15(金) 00:00:37|
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  1. 2010/01/14(木) 21:48:42 |
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