
12日(金)、6期生の卒業研究
公聴会が開催されました。前夜未明、「すきや」で納豆定食を食べて一旦帰宅し、シャワーまで浴びたんですが、覚悟を決め大学に戻りました。教授室のベッドで寝ることにしたのです。3時間半の睡眠をとることができました。昨年よりは少しだけマシでしたね。公聴会は順調でした。4人ともレベルの高い発表をしてくれたと思います。途中、主査と副査の担当時間の合間を使って仮眠をとろうと思ったのですが、メディア対応で時間を消費し、結局休めませんでしたね。でも、某大手紙が本日の朝刊に掲載してくださるそうです。三ノ丸プロジェクトを支えたスタッフも少しは報われるでしょう。
以下、卒業予定者の感想と反省です。
慎始敬終 公聴会が終わりました。2月も半ばをむかえ、卒業までカウントダウンが始まっています。中間発表があった10月からもう4ヶ月たち、そのときにはどういった結論になるのかわからなかったのですが、うまくまとめることができたと思っています。副査の先生からは「誠実で良い発表だった」と評価していただきました。本当にうれしかった。努力が実を結ぶときほどうれしいことはありません。この研究室に入ってもっとも感激する瞬間だと思います。
中間発表に比べ、すらすらと進むことができ、時間もちょうど15分でしゃべりきることができました。満足いく発表でした。質疑応答では少し戸惑うこともありましたが、今は澄んだ気持ちになっています。それもこれも、2度3度と続いたパワーポイント発表練習のおかげですね。この練習を乗りこえたからこそ、自信をもって本番に挑めるわけです。
でも、これで終わりではない。環境デザイン学科では毎年、鳥銀ホールで展示がある。それにむけて、展示用パネルを作らなきゃ・・・。卒業式は意外と遠い。気を引き締めて、手抜きをせずに最後までやり遂げるぞ!(黒猫)
ラストスパート 大きなミスもなく、発表することができてホッとしました。パワーポイントを15分に凝縮することに、とても苦労してしまいましたが、ギリギリ許容範囲内の時間におさめることができました。中間発表に比べると、研究への理解も深まり、人前で発表しても緊張しなくなったような気がします。これは毎週、先生に発表練習を指導していただいた成果だと思っています。研究室の皆さんの力を借りながら、なんとかやってきた卒業研究もラストスパートですが、気を緩めることなく質疑応答で上手に答えられなかった内容をおさらいするなど、きたるべき展示会や倉吉でのシンポジウムにむけて頑張ります! (黒帯)

積み上げてきたもの ついに、これまで積み上げてきた成果を発表する時がきた。私は多くの人に背中を支えてもらって発表の場に立つことができたのだから、変な発表はできない。これまで2度の発表練習では、予定時間が15分のところ12分しか話せていなかった。自主練をおこない、何とか13分強までのばすことができた。発表前に蕎麦を食べ気合満タン。いざ、発表の場へ。少し気合が空回りし、言葉につまってしまう場面もありましたが、思いのほか気持ちを落ち着かせ話すことができた。発表後の質疑に少しおびえていましたが、お褒めの言葉をいただき、私の答えうる範囲の質問だったので、胸を撫で下ろしました。まさかお褒めの言葉をもらえるとは思っていなかったので、嬉しさがこみあげました。
しかし、まだ喜びに酔いしれ一息入れることはできません。来週から基礎をつくる工程に入ります。しかも、その後は2月23日~27日にある展示会に向け、パネルと冊子を作らなければなりません。とりあえず今日は爆睡し、明日からまた頑張って、裏木戸完成に向けて走り続けようと思います。(ガード)
公聴会を終えて… 春から始動した鳥取城三ノ丸高等学校プロジェクトですが、全体構想が固まったのは約一ヶ月前のこと。そこから全力疾走でプロジェクトを進めることとなり、どうしても自分一人の手にはおえず、研究室メンバー総動員でサポートしていただきましたが、公聴会前夜でもパワーポイントは中途半端のままで、結局、公聴会当日の朝5時に発表練習する結果となり、先生には大変ご迷惑お掛けしました。上手くこなすことのできない自分への苛立ちで何度も逃げ出したいと思いました。しかし、これは自分に課せられた試練だと思って歯を食いしばり、なんとか公聴会には間に合い、発表を終えることができました。公聴会には、県教委・市教委の方や新聞記者が聴きにこられており、緊張でうまく喋れず散々な発表でした。今のままでは、賞入りゼロ%に近いでしょう。しかし、展示会までには出来る限り頑張りたいと思います。(アシガル)
講 評宇田川(論文)「建具と内装の修復 -加藤家住宅修復プロジェクト The LAST-」 無難なプレゼンで、課題であった「結論」もうまくまとまってきましたね。問題は論文そのもののほうでしょう。卒業研究展に向けてのパネル制作ももちろん重要だけど、論文はそのまま今年度の修復工事記録報告書となって印刷されるので、よく文章を推敲し、レイアウトもしっかりさせてください。
大給(論文)「石窟寺院への憧憬 -岩窟/絶壁型仏堂の類型と源流-」 すでに発表慣れしてきているね。やはりTO大の先生たちの前で
オホーツク文化住居の復元に関する発表をした経験が大きいのではないだろうか。今回の発表では「岩窟内の塔(仏舎利)崇拝」と中国北朝~新羅~山陰のルートについての説明が曖昧でしたが、27日のシンポジウムまでにしっかり準備してください。あとは、やはり論文を推敲し、ページ数を増やす工夫をしないとね。それにしても、公聴会にジャージ姿は困ったものだね。御両親がこの写真をみたら嘆きますよ。いや、こうなったら、倉吉のシンポジウムでもジャージで貫きますか?
門脇(制作)「さおびきどっこ-古民家裏木戸の復元」 基本設計までは先輩たちの業績に「おんぶにだっこ」状態だったけど、実施設計から一気にブレイクしたね。なにより「さおびきどっこ」という継手仕口と出会ったことが大きかった。卒業制作を楽しんでいる、という実感が聴衆にもよく伝わったと思います。副査のコメントにはちょっと呆れたけれど、副学長がうまくフォローしてくれましたね。卒業研究展から裏木戸竣工まで全力で楽しんでください。
森(制作)「鳥取城三ノ丸高等学校 -史跡と共存する校舎の設計-」 発表で呂律がまわらなかったのは、病後の体調不良に伴うものだから仕方ないと思います。べつに気にしなくてよいから、卒業研究展までに模型制作を完了させてください。それにしても、この期に及んで「賞」という言葉を口にするのは如何なものでしょうか。かりに受賞したとしても、それはスタッフのおかげですよ。いまの君の目標は「賞」ではないはずです。欲は捨てるべきだね。無欲で、残りの作業(模型・CG制作等)にこつこつと取り組んでいただきたい。あせってはいけないよ。リラックスしたらいい。ただし、公聴会を乗り切ることができたのは、君の友人たちのおかげだということを忘れないでほしい。かれらにどういう形で御礼の気持ちを示すか、ご家族を含めてしっかり考えてください。
- 2010/02/14(日) 00:00:52|
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