
公聴会が終わって、昨日(15日)は大学院のⅡ期入試がありました。今年の受験者は多かったんですよ。わたしは本部席にずっとおりましたが、ときどき鼻から音をたてていた、とだれかに嗤われました。疲れているのね・・しかし、時間は容赦しません。来たる23日(火)~27日(土)、とりぎんホールのフリースペースで、
鳥取環境大学 建築・環境デザイン学科 大学院環境デザイン領域
卒業・修了研究展 が開催されます。4年生は休むまもなく、パネル作りに移行しました。とりあえず、卒業研究のタイトルをここでも掲載しておきます。
・宇田川(論文)「建具と内装の修復 -加藤家住宅修復プロジェクト The LAST-」
・大給(論文)「石窟寺院への憧憬 -岩窟/絶壁型仏堂の類型と源流-」
・門脇(制作)「さおびきどっこ-古民家裏木戸の復元」
・森(制作)「鳥取城三ノ丸高等学校 -史跡と共存する校舎の設計-」
恥ずかしながら、懺悔してしまいますと、今年の4年生は「谷間」だと感じていましたが、なんのなんの・・・みなこつこつと卒業研究に取り組んで、平均的にみるならば、例年に優るとも劣らない出来映えに仕上がっています。あとは4人が、展示にどのような工夫を凝らすかが見物ですね。
おそらく最も衆目をあつめるのは「さおびきどっこ」でしょう。とりぎんホールで古民家の裏門を組立・解体する、という離れ技を演じるわけですから、来場者の目を釘付けにしないはずはありません(近々、大学HPの広報記事にもなるようです)。また、公聴会ではパワポのプレゼンにとどまった「鳥取城三ノ丸高等学校」も、今度こそ模型が展示されるはずです。公聴会に取材にきた記者さんたちも、模型の完成を心待ちにしていましたからね。
以上2名の制作組に対抗して、論文組の2名がどんな展示をみせるのかも興味深いところです。ただ、展示はたんなる見せ物ではありませんから、プロの教員たちを唸らせるだけの内容を伴う必要がありますよね。あとは、昨年の反省として、展示場所によってパネルを覆うアクリル板の反射がきつく、せっかくのパネル展示を台無しにしていました。会場での光のコントロールに十分注意してほしいですね。場合によっては、パネルの上に傘をかけるような演出が必要かもしれません。
1週間ばかり前にDMも完成しておりまして、ここに掲示しておきます。

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- 2010/02/17(水) 00:00:14|
- 研究室|
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