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鳥取環境大学 環境情報学部 建築・環境デザイン学科 浅川研究室の記録です。

金柑ジャムのサングリア風

 またしても、命をかけて峠を越えましたよ。深夜の志戸坂道路は途中まで順調だったが、あらら、車が渋滞している。事故だった。上りも下りも車のスリップによる玉突き。対面に車を停めている男性に事情を聞いた。

  「つるつるなんです。ひどい玉突きで、まだ危ないですからね。
   後ろから追突されるかもしれませんよ」

というので、しっかりサイドブレーキを効かせて車を降りてみた。道路は湿っている。全然滑らない。上手の車をみにいこうと歩き始めたところ、道路はつるつるに変わった。残雪が路面にひろがり、スケート場のようになっている。何度もすべりそうになった。2台前にいる先頭の車は180度回転して、正面がぐしゃぐしゃ。もちろん、警察には通報済みだという。
 わたしの後ろに車を停めたトラックの運転手さんも次々路肩に降りてきて、様子を見極め、「仕方ないから引き返そう」という。かれの分析はじつに的確だった。

   「ほらっ、ここで路面が変わっているでしょ。こっちは氷がなくて、あっちはアイスバーン。
    この先が高架になってるんですよ」
   「・・・地熱ですか」
   「そうそう」
   「地道は走りにくいでしょうかね」
   「いや、気温は1℃だからね、地道は凍ったりしてしてないですよ」

 ということで、わたしを含む3台の車はトラックの運転手さんの導きに従い、いったんパークエリアまでバックで戻ってから対向車線に移り、地道に降りた。たしかに道路は凍っていなかった。しかし、気温を示す電子掲示板は-5~-3℃まで下がっていて、用心に越したことはない。ゆっくりゆっくり峠を下りていった。

 峠越えが深夜になることは分かりきっていたので、昼下がりに河原の「道の駅」に行ったのだが、大根が1本もない。すでに「時期が過ぎてしまった」のだという。大根や蕪の消えた「道の駅」はなんとも殺風景だった。そこに、少し季節はずれの金柑を発見。1袋250円もしたが、一念発起、奮発して2袋買った。
 じつは「金柑ジャム」というサーチワードが先月から増えていましてね。「拍手」はあまりもらってませんが、前回アップした記事は結構読まれている模様。
 帰宅して、すぐにジャムをつくろうとしたのだが、今日はグラッパも白ワインもない・・・そうだ、赤ワインで試してみよう。調理しながら、「なにかに似ている」と思ってたんですね。あっぁ、サングリアだ。最近、ジョギングのあとによく飲むんです。バルセロナで覚えた味。赤ワインとオレンジ・ジュースを半々で割って、レモン汁(わが家ではシークワサ汁)を絞って、レモンの輪切りを浮かべるだけ。シンプルで爽やかなカクテル(食前酒)でして、ジョギング後の疲労を和らげてくれます。サングリアにおけるオレンジジュースを金柑に代えて煮込んだらジャムになる。ピングレのソースに金柑が浮いているようなジャムになりました。名付けて「金柑ジャムのサングリア風」。
 目覚めてから、カリカリのトーストにつけて食べるのが楽しみ、たのしみ・・・


127金柑ジャムpingure


  1. 2010/03/13(土) 00:00:04|
  2. 食文化|
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