先月28日あたりから「科研費 採択通知」などのサーチワードが少しずつ増えているので、「気のはやい同業者が多いのだな」と思っていましたが、近年は採択通知が4月第1週になっていることを知りました。ちょっと呆れてしまったのは、かの2チャンネルで、大学教員が「通った」だの「落ちた」だの、「届いた」だの、「まだ届いてないの」などの情報交換をしていることです。個人の自由ではありますけれども・・・
昨日、内定通知を頂戴しました。おかげさまで、無事、採択されました。じつは昨年度後半に3つの研究申請を書いておりまして、すでに1敗を喫しておりました。科研が通ったので、これで1勝1敗のドロー。3つの研究申請のなかで最も重要な科研費に勝利したので、やや勝ち越した気分です。というか、安堵しております。大学院生も4名になったことですし、全力をあげて研究に取り組まなければなりません。題目等は以下に示すとおりです。
研究種目: 科学研究費補助金(基盤研究C)
研究題目: 石窟寺院への憧憬
―岩窟/絶壁型仏堂の類型と源流に関する比較研究―
採択年度: 平成22~24年度
補助金額: 394万円
大きな大学の先生方からみれば、「基盤研究Cなど、たいしたことない」とお笑いかもしれませんが、以前にも書いたように、いまや
地方大学の科研採択率はガタガタに落ちております。学内の状況をみても、こうして通ったことが奇跡だと思われるほど惨憺たるものです。
わたしはずっと科研費を頂戴しております。ほんとうにありがたいことです。
ところで、上記科研のテーマ、どこかで聞いたことあるでしょ?
オオタビト君が
金賞を受賞した卒業研究のテーマでもあり、大山・隠岐・三徳山
シンポジウムで学生2名が発表した講演題目でもあります。すでに蓄積は十分あります。オオタビト君(別名「黒帯」)が大学院にトップ合格しながら、結局、ホカノ君の居る日本住宅***組合に就職したことはとても残念ですが、かれの業績を受け継いで、研究を深めていきたいと考えていますので、関係各位のご支援を切にお願いする次第です。
- 2010/04/07(水) 13:06:35|
- 研究室|
-
トラックバック:0|
-
コメント:0